U-23日本代表、J1開幕前に合宿実施?

 スポニチによるとロンドンオリンピック最終予選の最終戦バーレーン戦に向けて、J1開幕前から合宿を行う可能性があるとのことです。
 既に日本サッカー協会は、各クラブに協力の要請を行っていると書かれています。
 ただ、そうはいってもバーレーン戦が3月14日でJ1開幕戦が3月10日ですので、こうなる可能性は十分あるだろうと思っていたので、あまり驚きはないですね。
 J2は開幕戦が3月4日で第2節が3月11日ですので、当然スポニチの報道の通りなら第2節にはU-23日本代表の選手は出場できなくなります。



 こういうことがあると、どうしてもサッカー界において五輪をどこまで重要視されるべきかという話になってきます。 
 欧州ではそこまで重要視されていないという話もありますし、協会による欧州クラブへの拘束力や日程の問題もそこに絡んできたりするはずで。


 しかし、日本の場合、サッカーに限らず五輪の人気は高いですからね。
 地理的にも東アジアの島国ということで、五輪のように国を代表して世界と対峙するような機会が少ないから、五輪への注目が高いというところがあったりすんでしょうか。
 しかし、欧州のサポもJリーグのサポもそれ以上にクラブを中心に見るところがありますから、そこで”世間”とのギャップもあったりするのかなぁと。
 まぁ、この前サッカーファンでない方に「男子サッカーは23歳以下の競技だから、そこまで重要視されてないんですよ」と話したら普通に納得してくれましたし、単純に状況を理解されていないだけなところもあるような気もしますが。
 それだけ日本ではまだサッカー界の常識が、周知されていないということなのかもしれませんけど。


 それでも実際問題としては「五輪」の名前はまだまだ強いですし、本戦に出てほしいという気持ちは変わりませんから、クラブ側もある程度は協力する必要性はあるのではないかなぁと私は思います(どこで線を引くかというのが問題ではありますが)。
 船橋市出身・八千代高校出身の関塚監督が五輪監督に就任した際には、一般紙の千葉地方版に出ていたくらいですからね。
 ジェフの情報なんてほとんど扱ってもらえないのに…(笑)
 そりゃ、エルゴラが格好の的にするわけで。
 逆に言えば、ジェフは地元メディアと良い関係が作れていないということなのかもしれませんが。


 まぁ、例え五輪に出場できても、惨敗して帰ってくれば人気も何もなくなってしまうでしょうから、ともかくまずは実力を付けることですね。 
 それが出来なければ予選敗退も当然ということになるでしょうし、頑張ってほしいところだと思います。