大荒れのモナコも優勝は…

 クラッシュやトラブルもあって完走14台。
 これによってケータハム小林可夢偉は13位フィニッシュとなりましたが、チームメイトのマーカス・エリクソンは11位。
 そして、ライバルであるマルシャのジュール・ビアンキは9位に入り、ポイント獲得。
 可夢偉ビアンキの強引なパッシングによりダメージを負ったと話していますが、非常に残念なレースになってしましました。
 ここまで荒れたレースになることは少ないでしょうから、大きな大きなビハインドですね。


 荒れたレースだったとはいえ、優勝は結局ニコ・ロズベルク、2位はルイス・ハミルトンメルセデスの2台。
 ハミルトンは予選ラストアタックの前をいっていたロズベルグがコースアウトしてイエローを出し予選2位になったことに関して、不満があるようでした。
 モナコは抜けないサーキットですから、予選結果が非常に大きいですしね。



 サッカーなどでもそうですが、荒れたことによって驚きの結果でても、あまりスポーツ的には面白いとは感じないわけで。
 確かにモナコはドライバーの勇気を感じるサーキットですし、ちょっとしたミスでクラッシュするわけで、荒れることも含めてモナコではあります。
 しかし、あれ過ぎるということは、ドライバーの質の問題が見えてくることにもなるわけで、今回はちょっと残念な部分もあったかなと。


 まぁ、それでも優勝争いが接戦ならばいいのでしょうけど、こうもメルセデスが他を圧倒している状況になると…。
 メルセデスは前身のブラウンGPでチャンピオンチームになっています。
 あの時は撤退前のホンダがシーズンを捨てて開発をして残したマシンによって優位に立ったわけですが、それに近いものを感じます。
 ただ、あの時はシーズン序盤を独走したわけですが、途中から失速。
 けれども今年は失速する予感を感じさせないパフォーマンスとなっております。


 さすがにこのままだと面白くないですね。
 どうにか他チームにも頑張ってほしいところですが、今のところは望み薄かなといった状況です。
 今週末はカナダということになりますが、カナダではさらにメルセデスが独走状況になる可能性が予想されています。