健太郎「メリハリの利いたディフェンスをしてくれた」

 新しくなったジェフ公式サイトより。
 公式サイト、最近流行りのデザインになりましたね。
 流行が良いというものではないという話にもなっているようですが、新しさは感じますね。
 ただ、ちょっとトップページに情報量が多すぎるのと、1つ1つのバナーが大きいので、若干圧迫感があるとうか見辛いというか。
 これも見慣れれば落ち着くんでしょうか。
 そのせいなのかサーバーのせいなのか、トップページが重い印象もあります。


 試合に関しては、プレビューやレポートもアップされていますが、クオリティが気になるところです。
 選手のコメントもより細かくなっているのは良いですね。
 ただ、新公式サイトになっても引用禁止は変わらないというのは、ちょっと時代錯誤で呆れてしまいますね。
 なのに文章をドラッグしようとしたら、背景赤の文字が黄色になるという凝った小ネタを挟んでいるというのが、よくわかりませんが…(笑)
 細かなミスがちょこちょこあるのは、仕方のないところなんでしょうか。
 So-netのせいではなかったようですね…(笑)



 ということで、残念ながら相変わらず引用はできないわけですが、健太郎のコメント。
 ケンペス、大塚、井出、谷澤といった前目の選手たちが、メリハリの効いた守備をしてくれたのでやりやすかったとのことです。
 確かに振り返ってみると、前半などは前からのプレスをかけていましたが、後半運動量が落ちて押し込まれた時には、FWも含めて下がりがちでボックスを作り、守り方の意図を変えていた印象があります。
 ボックスの守備における全体の守備バランスやポジショニングなどには課題も多く、局面の守備も甘さは目立ちますが、チームとしての狙いは見えつつあるように思います。



 健太郎自身に関しては、ここ数試合ボランチ2人ででパスを回せているのが、チームとして非常に大きいと思います。
 どうしても縦パスが多いので兵働への注目が高まるところがあるようにも思いますが、健太郎の存在も重要ではないでしょうか。
 健太郎がサイドへのパスを散らす仕事をしているからこそ、兵働が前を向いてプレーをできる。
 あるいは左ボランチに健太郎がいるからこそ、中村、谷澤がうまく仕掛けられているという点もあるように思います。


 ボランチ2人からパスが展開出来るからパスワークにも幅が広がるし、4-4-1-1のフォーメーションでパスもつなげている。
 それによって大塚や井出なども、仕掛けの部分に専念できている部分があるように思います。
 現在のコンビなら両ボランチがパスを出せるので、マークが分散されて2人がともに良い状態でボールを出せるという相乗効果もあるのかもしれません。



 また、ここ数試合の健太郎は、守備でも大きく貢献していると思います。
 これまでの健太郎というのはボールを持った時もそうでない時も、比較的低い位置で中盤の底にポジショニングし、そのスペースを消すことを第一にしていたと思います。
 けれども、最近の試合では局面での守備も厳しくいっており、攻撃から守備への切り替えも早く、プレッシングや相手のカウンター潰しにも貢献しています。
 愛媛戦でも2度、3度と相手のチャンスになろうかというところで、健太郎がストップしていました。


 単純に調子が良いということもあるかと思うのですが、あのようなプレーを見ていると守備面で成長しているのかなといった印象もあります。
 相方が兵働になって守備の問題が発生していたところがあった分、守備への意識が強まったのか。
 あるいは、昨年以上にプレッシングをやろうとしているチームにおいて、健太郎の中でも変化が生まれたのか。
 前線からのプレスも改善されて、全体がコンパクトに戦えているからこそ、健太郎が良い状況で守れているという部分も大きいのかもしれませんが、あのプレーを見るとそれだけでもないようにも思います。


 兵働とのボランチコンビが成り立っているのも健太郎が守備で奮闘しているところが非常に大きいと思いますし、今はこの調子でいってほしいところですね。
 個人的には今の健太郎のプレー内容は、入団してからもっともよい状況なのではないかとすら感じております。
 昨年から健太郎が良い状態でボールを出せれば、チーム全体も良いプレーができることが多いですので、このまま夏場を乗り切ってくれれば…と思います。



 ケンペス、谷澤、兵働、健太郎とベテランとも呼べる選手たちが、ここにきて好調なのは心強いところ。
 彼らががんばっているからこそ、井出や大塚などもプレーしやすいといったところがあるはずです。 
 若手の更なる台頭や成長にも期待したいですが、若手に頼るようなチームになってしまうのは、若手の育成においても好ましくないはずで。
 しっかりと若手をベテランが支える形にするためにも、健太郎たちベテランにも更なる成長を期待したいところですね。