スペインGPでもハミルトンが優勝、次はモナコ

 11日行われたスペインGPでも、メルセデスGPルイス・ハミルトンが優勝。
 ヨーロッパラウンド初戦となったスペインでもメルセデスの独走状態は続く…どころか他チームとの差をより広げてきた印象すらあります。
 優勝新生において、目下の注目はチームメイト対決。
 ニコ・ロズベルグは予選でも会心のアタックを見せたようですが、それでもハミルトンに及ばず悔しさを隠しませんでした。
 それほどまでにメルセデスだけでなく、ハミルトンも勢いが来ているんでしょうね。


 3位にはレッドブルダニエル・リカルド
 4位のセバスチャン・ベッテルを従えての表彰台。
 ただし、ベッテルはトラブル絡みもあり、ここではよく追い上げたと言えるのかもしれません。
 ベッテルはこのレースでファステストラップを記録。
 徐々にレッドブルは光明を見出しているのかもしれません。
 ただ、それでメルセデスに追いつけるかと言うと…。


 4位にはウィリアムズのバルテリ・ボッタスが入り、5位・6位はフェラーリフェルナンド・アロンソキミ・ライコネンの順に。
 フェラーリ2台は接近戦を繰り広げ、当初はライコネンがリードしていた状況だったのですが、レース終盤にアロンソがパスする展開でした。
 しかし、ライコネンはチームが先にアロンソをピットに入れたことに対して、不満の声を上げたという報道も。
 2人はピットストップ戦略を変えてきており、ライコネンは2ストップ、アロンソは3ストップだったのでアロンソを先に行かせたかったのかもしれませんし、アロンソがポイントランキングでは上なのでアロンソを優先させたのかもしれません。
 しかし、ライコネンも元チャンピオンであり、前を走っていたわけで、優先権は自分にあるという主張だったのでしょう。
 優秀なドライバー2人だからこそ接近戦となり、こういった揉め事も起こってしまうということなのかもしれません。
 些細なことかもしれませんが、両者の対決は開幕前から注目を浴びていた部分ですから、より大きく取り上げられている部分もあるかもしれませんね。



 次のレースは今週末のモナコ
 ここまでエンジンパワーで先を行くメルセデスですが、市街地コースのモナコでは求められるものが変わってきます。
 それでも強さを見せるのか。
 他チームが一矢報いるのか、注目です。