メルセデスの強さが目立ったバーレーン

 先週末F1第3戦バーレーンGPが開催されました。
 バーレーンでは、今年から欧州でのテレビ放送の関係でナイトレースを実施。
 エネルギー回生システムを推し進める一方で電気量を消費する上、治安が懸念されるバーレーンで夜間レースを行うことには若干の疑問も感じましたが、そもそも「エコを考えたらF1をやらないのが一番」と言われればそれまでですしね。
 あくまでも、「エコのための技術開発も進めていますよ」くらいのアピールとしてみるべきなのでしょう。


 バーレーンでは開幕前から合同テストが行われていたこともあって、マシン性能の差が如実に表れてしまいました。
 例年はシーズンが進むにつれてチーム間の差がはっきりしていくのですが、今年は新レギュレーションへの対応において差が出ているため、早くからそういった傾向が出てしまったということでしょうか。
 それもあって、バーレーンではチームメイト同士のバトルが多く見られたGPとなりました。
 接近戦が多かったのでレースとしては楽しめましたが、メルセデスの2車が独走状態になってしまったのは残念でもありますね。 
 今後メルセデスと他チームの差は、埋まっていくのでしょうか…。


 チームメイトであるニコ・ロズベルグとの熾烈な優勝争いを制したのは、ルイス・ハミルトン
 レベルの高い戦いだったと思いますし、今後の戦いも楽しみです。
 3位にはなんとフォース・インディアセルジオ・ペレス
 バーレーンではフォース・インディア、ウィリアムズといったチームが上位争いに食い込んできましたが、最終的に結果を残したのはペレスということになりました。
 ペレスは相変わらず結果を出す時と、そうでない時の波が激しいですね。


 以下、ダニエル・リカルドニコ・ヒュルケンベルグセバスチャン・ベッテルフォース・インディアレッドブルが交互にフィニッシュし、続いてウィリアムズの2台、フェラーリの2台となりました。
 チャンピオンのベッテルと、フェラーリは厳しい状況が続きますね。
 特にベッテルはここから巻き返せるかどうかで、今後の評価も大きく変われそうな気がします。



 F1は1週空いて、来週中国GPが開催されることになります。
 このままメルセデスの独走が続くのかが、序盤の焦点になりそうです。