今年も沖縄キャンプがスタート

沖縄キャンプレポート Vol.1(ジェフ公式サイト)
沖縄キャンプレポート Vol.2(ジェフ公式サイト)


 ジェフが今週から沖縄キャンプをスタートしました。
 前半は「ティーダ」…ではなく、読谷村の「ti-da33」。
 「ti-da33」の公式サイトを見るとバーベキュー場やレストラン、テニスコートなどもあるレジャー施設のようですね。
 昨年9月にオープンした新しい施設ということのようです。


 キャンプ後半は、昨年もお世話になった南城市陸上競技場。
 こちらではFC琉球横浜FC鳥栖との練習試合が組まれることになります。
 練習試合、今から楽しみですね。



 昨年までは石垣島の「あかんま」でもキャンプを行っていましたが、今年は撤退という形に。
 これに関して、年始に八重山毎日新聞が報じています。
 ジェフはあまり地元メディアからの注目を受けていない分、こういったことが記事になるだけでも凄いことだな…と感じてしまいます。
 千葉でも読売新聞バニラ・エア関係の記事が書かれていますが、文章量は少なめ。
 LCCにしたことで200万円ほどコストダウンにつながったそうです。

チームはJ1への昇格ができず低迷していることから、キャンプ環境の変化と他チームとのトレーニングマッチの実施を目的にキャンプ地を本島の南城市へ変更するという。同局の嘉数博仁局長は「別のチームへの(キャンプ)誘致は時間的に難しい」としており、1997年のサッカーパークあかんま整備後、初めてプロサッカーチームのキャンプが途絶えることになりそうだ。
(中略)
同局では「昨年、ジェフ千葉のスタッフによる市長表敬でキャンプ地の変更を報告されて驚いている。撤退は非常に残念」と話す一方、ジェフ千葉側の報告前にJリーグの2チームからキャンプの打診があり、市側が断っていたことも分かった。「ジェフ千葉が今年も来るだろうと思って断った。事前の調整をすればよかった」と振り返る。(八重山毎日新聞

 トレーニングマッチが組めることは非常に大事な部分で、質、量ともに対戦相手が見つかるかどうかはキャンプを行う上で重要視すべきポイントでしょう。
 欧州でも一時期ジェフも参加していたトルコのアンタルヤや南スペインでのキャンプが増えていますが、あれも気候が安定しているというだけでなく他の強豪クラブが集結しているからという部分も大きいのでしょうし。


 しかし、記事ではジェフは今年から石垣島から南城市に変更したと書かれていますが、実際には昨年も石垣島から南城市に移っていて、今年も読谷村から南城市に移ることになります。
 昨年も今年も練習試合はキャンプ後半の南城市で行われるわけで、今のところ読谷村では練習試合を組む予定はないようですから、石垣島から撤退を決めた理由はそこではなかったのかもしれません。
 読谷村南城市も沖縄本土に位置しますから、環境面や移動によるコスト的・体力的な負担を考えての変更なのかもしれませんね。


 こうやって記事として書かれると心が痛む部分もありますし、断るにしても手筈などがどうだったのかなどはこれだけではわからない部分があります。
 ただ、プロのサッカークラブとしてより良い環境を求めるのは自然な流れだと思いますし、これまでお世話になった石垣島関係者に感謝の気持ちは忘れてはいけないと思いますが、決断すべきところはしっかりと決断すべきだと思います。
 キャンプシーズンというのはチームが1シーズン乗り越えるために、大事な時期だとも思いますしね。



 そのキャンプでは練習試合をしっかりとこなして試合勘やチームとしてのレベルアップを望むのはもちろんですが、ハードなフィジカルトレーニングをつんでスタミナをつけていくことも期待したいですね。
 シーズン中にハードなトレーニングを科してスタミナをつけるというのは難しいところがあるのではないかと思いますし、キャンプ中にジェフの課題であるスタミナ面の向上を目指してほしいところではないかと。


 …ただ、サポコミでもフィジカルコーチの話が出ていましたが、実際問題としてここ数年毎年のようにコンディショニングに苦しんでいることを考えると、フィジカルトレーニングの問題だけではなくて、単純にベテランが多いのでスタミナに問題が出ているところもあるように思います。
 実際、夏場の試合で最後まで走れていたのは、高橋、米倉といった若手〜中堅選手だったりもしますし、年齢層の問題というがやはり大きいのではないでしょうか。


 そう考えていくとトレーニングの内容も大事ではありますが、若手〜中堅選手の台頭に期待しつつ、ベテラン選手にはより賢く効率の良いプレーを期待したいところではないかと思います。
 少しずつでもチームが、バランスの良い状況になっていくといいですね。