FWオナイウ阿道の加入内定

オナイウ阿道選手の加入内定について（ジェフ公式サイト）
　正智深谷高校のFWオナイウ阿道が、来季からジェフに加入することが内定したとのことです。
　私は見たことない選手ですので、オナイウの過去のニュースをいくつかピックアップ。

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「眠れる大器はいよいよ目覚め、高校総体では全国を震撼させた。パワフルなシュートに加え、空中戦にも存在感。激戦区の埼玉での戦いぶりはぜひ観てみたいところ。千葉内定」

　ナイジェリア系日本人ストライカーということで179cmと長身とは言えませんが、身体能力の高いFWということなのかもしれませんね。
　夏の総体で活躍したそうで、これから行われる選手権でも頑張ってほしいところです。

　昨年の栗山の時もそうでしたが、来季J1にいるかJ2にいるかもわからない状況でジェフを選んでくれたというのは嬉しいことですね。
　逆に言うと今季もプレーオフまでもつれ込みそうな気配ですが、プレーオフに参加する分来年への準備に関しては後れを取る部分がどうしても出てくるのだろうなぁとも思います。
　ジェフとしては、横浜FM入りは厳しくなったと報じられた専修大MF長澤の行方も気になるところですが…。

　それと層の薄いFWを補強できたというのも、前向きな部分なのかもしれません。
　一時期は若いFWが非常に多かったジェフですけど、現在では本職のFWはケンペスと森本くらい。
　逆に2列目の選手が飽和状態になっている気もしますが…（笑）

　まぁ、4-5-1が主流となっていることを考えれば、FWは少なめで2列目が多いという現状は理に叶っているとも言えるのかもしれません。
　ただ、それにしても今季はFW不足に悩みましたし、有望なFWの獲得と育成の必要性も感じたシーズンとなっています。
　一方で今回の内定発表で、レンタル移籍中の久保と戸島の動向も心配になってきます。
　森本も補強しケンペスもいるということになれば、ジェフに戻ってきても出場機会は限られてしまうかもしれませんし…。

　オナイウの話に戻すと「未完の大器」ということだそうなので、ポテンシャルは高いけれども完成度はまだ低い選手なのかもしれません。
　しかし、以前からそういった選手の育成に関しては、苦労していた印象のあるジェフ。
　まぁ、ジェフに限らずJリーグ全体の課題でもあるのかもしれませんが。

　現在だとそういった選手は大学サッカーに行って、出場機会をえることで課題を潰していって実戦で使える選手に成長してプロ入り…というルートが主流とも言える状況になってきています。
　オナイウの場合もそういったルートは考えられたのではないかとも思いますが、ジェフを選んでくれだと。
　これはジェフにとってもチャレンジとも言える決定なのかもしれませんし、ぜひとも一人前の選手に育て上げていきたいですね。
　…まぁ、有望な選手に大学ルートを選ばれると、長澤のように後から他のクラブに声をかけられて獲得が難しくなってしまうという問題もあるかもしれませんしね（笑）
　そういった意味でもクラブで選手を育てられるチームになって、有名選手の争奪戦になるべくい形でチームを底上げできるようになることが理想的なのかなと思います。
　もちろん、口で言うほど簡単なことではないのでしょうけどね。