シンガポールでもベッテルが優勝
先週末はシンガポールでナイトレースが行われました。
優勝したのはいつも通りレッドブルのセバスチャン・ベッテル。
これでベッテルは3連勝。
完全に1つ頭が抜けた状況になってしまいましたね。
これに対して欧州のF1ファンなどは以前から不満があるようで、表彰台ではブーイングなどが出ていたことも。
勝ちパターンがポールポジションからの逃げ切りが多いということも、批判の的になっているようです。
ただ、どうなんですかね。
フェラーリのミハエル・シューマッハーが現在のベッテル以上に圧倒的な速さを見せていた時も一部では不満が出ていたわけですけど、問題なのは強い王者よりもそれに負けているふがいないライバルたちではないのかなと。
まぁ、強さだけが原意ではないのかもしれないですけどね。
しかし、そういった欧州ファンの姿勢が正しいとも限らないんじゃないかなぁとは思います。
今回はシンガポールでブーイングが起こったということで、どういった客層がブーイングしたのかまではわかりませんけどね。
それなりのモータースポーツ文化がなければ意味のあるブーイングなど出来ないと思うのですけど、シンガポールにそれがあるかどうかはわからないですし。
逆に欧州でもブーイングが起こっているだけに、その流れだけを真似してやったのかもしれませんが。
レース自体は確かにベッテルの圧勝ではありましたけど、2位に入ったフェルナンド・アロンソや腰痛を抱えて3位まで上がったキミ・ライコネンなど見どころは十分あって、面白いものだったと思うのですけどね。
市街地コースということもあって、セーフティカーも導入されて接戦も多かったですし。
それだけに今回のブーイングはちょっと疑問が残る者だったように思います。
もうすぐ鈴鹿の季節もやってきますけど、どういったリアクションになるのか。
リップサービスかもしれないですけど日本のファンはドライバーにも評判は良いようですし、もしかしたら今年のチャンピオンが日本で決まる可能性も残されていたはずなので、そうなってくればまた状況は大きく違うのでしょうけどね。
もうチャンピオンシップ王者は決まりといっていいでしょうから、あとは純粋にレース内容を楽しむしかないんじゃないかなと私は既に思っているんですけどね。