連勝中のチーム同士の戦いで真価を期待

 現在6連勝中のジェフは、これで順位も3位まで上げ、自動昇格圏内までの勝点差も3にまで近づいてきました。
 このままの調子で、自動昇格圏内を狙っていきたいところです。


 しかし、連勝中の対戦相手を改めて見てみると徳島、東京V、富山、G大阪、山形、愛媛…となっています。
 それぞれ相手チームの状況を振り返ってみると、東京Vも迷走中でしたし、富山、山形、愛媛もジェフ戦までの成績は良くない状況でした。
 順位を見ても中位から下位のチームが多く、対戦相手としては難しいとは言えない試合が続いていたのかなとも思います。


 もちろんG大阪は別格ですけどね。
 まぁ、別格の相手だからこそいつも以上にモチベーションも高くやれたというところは確実にあったでしょうけど、そのあたりは言っているとキリがないですしね。
 逆に言えば連勝中のその他の相手も、ジェフ相手に強い気持ちで戦ってきたという部分もあったかもしれませんし、それでも勝てていたわけですから。



 そんな中、明日ジェフと戦う相手は、徳島ということになります。
 ジェフからすると6連勝のスタートとなった相手ということにもなります。
 その時の試合が6月22日ですから、ほぼ1か月で再び戦うことになりますね。


 徳島はそのジェフ戦の直後に行われたG大阪戦でも敗れてしまったものの、その後の試合は4連勝。
 ジェフも6連勝ですが、相手も連勝中でこれまでの相手とは少し異なる状態にいるのかなと思います。
 順位に関しても現在徳島は7位で、プレーオフを十分狙える位置。
 先月ジェフには負けているわけで、気持ちも強く臨んでくるのではないでしょうか。



 ジェフは前回対戦した徳島戦から、大塚と伊藤がスタメン出場しています。
 それ以降2人がレギュラーポジションを維持して6連勝にも結び付いたわけですから、ターニングポイントの1つとなった試合をと言っていいのでしょう。
 また、徳島戦以降の目立った大きな変化というと、キムのスタメン起用が上げられると思います。
 前節は出場停止でしたが、やはりキムがいるとDFラインの空中戦の面では一本筋が通る感じで、頼もしく見えます。


 ただ、ジェフの最近の2試合は決して満足できる試合内容とは言えないですし、連勝の中でも課題はあったと思います。
 何度も取り上げたとおりプレッシングの問題もあるし、狙い通りのパスワークで相手を崩す展開もまだまだ少ないように思います。



 しかし、結果を残せてきたのは事実であって、勝利が続けばチームの雰囲気も良くなっていくものだと思います。
 どんな形であっても、連勝することがチームの自信につながるわけで、1つの強みにもなりうるということですね。
 まだまだ「強さを感じない」という意見も聞きますけど、逆にそれは一時の勢いだけで結果が残せているわけではない…とも言えるのかなと思わなくもありません。


 この1か月間、連勝してきたことがフロックでないことを証明するためにも、6連勝がスタートした徳島との試合であの時以上の試合をして、さらに勝ち星を伸ばしてほしいものだと思います。