夏休み前のハンガリーGP

 今週末F1ハンガリーGPが開催されます。
 ハンガリーを終えるとF1は夏休み休暇に。
 増え続ける各チームのコストを削減のために、ほぼ1か月レースはおろかファクトリーも休業しなければいけないルールとなっております。



 そのハンガリーGPの前に、先週末テストが開催されました。
 もともとは若手ドライバーのためのテストだったのですが、タイヤ問題が発生したためレギュラードライバーの参加も可能となりました。
 しかし、あくまでもタイヤテストであるため、レギュラードライバーを起用する際はセッティングなどを一切いじれないという制限付きで。
 そのため意外とレギュラードライバーを起用するチームは多くなく、若手ドライバーをメインで使うチームが多かったですね。


 その中で、ザウバーは日本人ドライバーの佐藤公哉をテストで走らせました。
 全日本F3やユーロF3に参戦経験のある23歳の佐藤公哉は、現在AUTO GPというカテゴリに出場しており、チャンピオン争いをしています。
 しかし、本人も今回のテスト参加がそのままF1デビューにつながるとは考えていないようで、もともとザウバーの資金難もあってテストドライブの権利を買ったという報道をされていました。



 そのザウバーはパーツサプライヤーへの支払いも遅れているといわれており、先日ロシアスポンサーとの契約を発表しました。
 そのロシア企業の内情が不透明とは言われていますが、バックにはプーチン大統領が付いているのではないかと言われていますし、そうなってくればお金の面に関しては安心なのかなぁ…とも。
 巻がロシアリーグに参戦していた時もチームの財政難などがいろいろ聞かれましたが、様々な面でプーチン大統領の巨大な影響力は感じましたし…(笑)


 その契約の代わりに、ロシア人ドライバーで現在17歳のセルゲイ・シロトキンに対して、来年のF1デビューに向けて準備を行うという発表もされています。
 実現すれば史上最年少デビューとなるわけですが、決してこれまでに大きな実績があるドライバーではないため、不安視する声も多く出ています。
 近年はペイドライバーの危険なドライビングも騒がれていましたし、なおさらこのドライバーがうまくいくのか心配されているということですね。