練習生ピアカイと負傷明けの兵働

 取り上げるのが遅くなりましたが、先日15日の練習試合にピアカイという練習生が出場しています。
 Piakaiで検索してみると、Piakai Henkelという名前が出てきて、先日7月22日にもU-18アメリカ代表に選出されています。


 今年3月にもU-18アメリカ代表に選出されていて、現在の所属はフランス3部アミアンSCとなっているようです。
 出身はカリフォルニアのアルカタで、こちらの記事によると15歳でパリSGのアカデミー加入が決まったそうで、父親によるとアメリカ人では初となるとか。
 2012年9月にもU-18アメリカ代表に招聘されていますが、その時の記事によると、「2年前にパリSGのアカデミーでプレーするためアルカタから移住したが、最近アミアンSCと育成契約を結んだ」とのことですから、昨年移籍した模様です。


 実力的にはまだまだのようですし、ジェフでも契約とはいかないようにも思いますが、こういった縁も大事にすることが今後につながっていくのでしょうし、大事にしていきたいものですね。
 なお、ピアカイはFacebookのアカウントも持っていて、火曜日に成田空港から写真をアップしていますので、これからU-18アメリカ代表に合流するんでしょうか。
 これからが大事な選手なのでしょうし、頑張ってほしいですね、



 21日に行われた練習試合では、怪我のため戦線を離脱していた兵働が試合に出場しました。
 上記の発表によると前半だけの出場だったようで、スタメンへの復帰はまだ先なのかもしれませんね。
 ちなみにこの時の対戦相手は杭州緑城のU-21。
 トップチームを指揮している岡田監督は来ていなかったそうですけど、こちらとの関係も少しずつでも大事にしていきたいですね。


 G大阪戦などでのジェフは、コンパクトなサッカーでシンプルに素早くパスをつなぐ展開が作れていましたので、兵働のポジションも安泰ではないかもしれないな…と思っていました。
 もちろん兵働もシンプルなパスワークが出来ないわけではないですが、相手の間を突くための運動量だとかスピードの面では他の選手に劣る部分があると思いますし、総合的に見ると他の選手も頑張っている。
 しかし、ここ数試合は前からのプレスが効いていなかったり、コンディションの問題もあってか、コンパクトなサッカーが出来ていない。
 選手の距離感が広がりすぎていることが多く、その結果シンプルで素早いパスワークが出来ていない時間帯も多いように思います。


 そうなってくると、テクニックと視野の広さなどによって、一発でチャンスを作れる兵働の存在というのは大きくなってくるのかなと思います。
 兵働なら中盤より後方の選手のサポートが遅れていてもチャンスを演出できるかもしれないし、劣勢の状況でも攻撃に変化を与えることで流れを変えられるかもしれない…。


 もちろんゴール前への飛び込みなどは田中や谷澤の方が得意なようにも見えますし、スタミナの問題もあるとは思います。
 トップ下でレギュラーを獲得した大塚の狭いエリアでのポジショニングや、素早い状況判断からのパスセンスなどは変えたくない部分だと思いますし、現状だとサイドの2人と兵働とのポジション争いになるのかなと予想します。
 それぞれが違う強みを持った選手たちだと思いますし、これから夏に向けてコンディションや怪我などの問題もより多く発生するかもしれませんから、良いライバル関係を築き上げてチーム力を高めていってほしいですね。