ドイツGP、ベッテルが初の母国優勝

 先週末にF1ドイツGPが行われました。
 優秀はレッドブルセバスチャン・ベッテル
 3年連続でワールドチャンピオンに輝くベッテルですが、以外にも母国での優勝はこれが初めてということになります。


 レースは決してベッテルの楽な展開ではなく、ロータスキミ・ライコネンとロメイン・グロージャンが僅差で追う展開に。
 何とか逃げ切りましたが、残り数周でソフトタイヤを履くライコネンが猛追を仕掛けていましたし、少しでも状況が違えばもう少し面白い展開になったのかなと。



 前戦イギリスGPで何度もタイヤがバーストしたため、FIAはレギュレーションを変更して全チームの承諾がなくともタイヤの構造を変更できるよう認めました。
 そして、今回のドイツGPでタイヤの構造の一部に変更を施しました。
 加えてタイヤの空気圧などを厳しく制限したことも、大きな変化だったようです。


 その変更によって勢いを取り戻したのが、意外にも2位、3位を獲得したロータス
 ロータスはタイヤに優しいマシン設計で今期を戦い、シーズン序盤に結果を残してきました。
 そのため、シーズン中にタイヤの強度を増す方向への変更には反対をしていたチームの1つだったのですけど、予想外に今回のタイヤがあっていや様です。
 予算の問題もあってか劣勢になりつつあったロータスですけど、これをキッカケに再浮上するのでしょうか。


 逆にタイヤに厳しく、事前の"極秘テスト"でも恩恵を受けていたと予想されていたメルセデスは、このレースでかなり厳しい状況に。
 予選ではルイス・ハミルトンポールポジションを獲得するなどここまでの勢いを感じましたが、レースでは全くタイムが伸びませんでした。
 また、フェラーリも新タイヤが合わなかったようで…。
 それでもフェルナンド・アロンソが4位フィニッシュを果たしているのは、さすがといったところでしょうか。


 しかし、タイヤが切り替わっても、優勝という結果を残しているレッドブルベッテルはそれ以上に素晴らしいですね。
 マシンが安定して速いというのが一番のポイントだと思いますが。


 次戦ハンガリーGPでは再びタイヤが変わるとかいう話もあるようなので、そうなってくるとまた状況が変わるかもしれません。
 加えて7月17〜19日にかけては本来若手ドライバーテストだった予定が、イギリスGPのタイヤ問題もあって、レギュラードライバーでタイヤテストを行うことになります。
 この影響でまた状況が変わる可能性もあるかもしれません。
 メルセデスは極秘テストを行った罰則として参加できませんので、その影響も含めてどのような変化が起こるのか注目です。



 明日、明後日は更新お休み。
 昨日の夕方に追記いたしましたが、昨日のエントリーで森本の年俸のが1億円以上と書いてしまいましたが、違約金の間違いでした。
 こちらでも改めて訂正とお詫びをさせていただきます。
 申し訳ございません。