メルセデス、ピレリタイヤで極秘テスト
メルセデスがスペインGP直後にピレリタイヤの要請で3日間の極秘テストを行っていたことが発覚し、大きな話題となっています。
現在のF1ではコスト削減のためシーズン中のテストは原則禁止されているため、他チームからは当然批判の声が出ています。
様々な報道がなされ情報が錯綜している面もあるし、新しいニュースも現在進行形でどんどん出てきている状況ではあります。
ただ、現状としてはFIAは全チームにピレリタイヤがテストを要請したのであれば、テストを許可するレギュレーションであったということ。
しかし、各チームは要請を受けていないという話をしていること。
フェラーリはスペイン前にテストを行ったものの、メルセデスが現行マシンを使用したものの、フェラーリは2011年マシンを使用したこと。
少なくとも全チームの承諾を得てテストを行うべきだったが、それすらも怠っていたこと。
この問題はFIAの国際法廷によって裁かれ、ペナルティが課せられる可能性などがあるとのこと。
どういった結末を迎えるかはわかりませんけど、現状では不公平感は否めませんし、今後何らかの結論は出ることになると思います。
メルセデスとしてもこういった状況になることは見えていたように思うのですけど、なぜ強行してしまったのか気になるところですね。
レースを純粋に楽しみたいファンにとっては、どういった結末を迎えるにせよ、ちょっと残念なニュースになってしまったかなと思います…。
結果的にモナコでのニコ・ロズベルクの優勝にも、水を差してしまったように思わなくもありません。
なお、スペインGPでタイヤの消耗問題が起こり、次戦カナダGPからタイヤのコンパウンドを変更するという話が出ていましたが、全チームの承諾を得られなかったため、見送られることになったそうです。
まずは金曜日のフリー走行でテストする形となり、翌々戦のイギリスGPからの投入を目指すとのこと。
ピレリは来年のF1との契約交渉に関しても話題となっていますし、しばらくは話題の中心になるのかもしれませんね。