ブルガリア代表戦、オーストラリア代表戦メンバー発表

 5月30日に豊田スタジアムで行われるキリンチャレンジカップブルガリア代表戦と、6月4日に行われるブラジルW杯アジア最終予選第7戦オーストラリア代表戦に向け、日本代表メンバーが発表になりました。
 メンバー一覧はこちらで。


 FC東京の東、柏の工藤が選出されたということではありますが、全体的に大きな変化はなかったですね。
 報道などの通り、東は本田の代役として期待されているのでしょう。
 日本代表での本田はフィジカルを駆使してトップ下の位置で動き回ってボールを散らしたり、前にボールを持ち込む役割担っていると思われます。
 そういった動きは香川などとは少し違うのでしょうし、東にはボールを持ち込む部分はともかく、トップ下で動き回りボールを散らす方の仕事をこなせるかどうか、期待されているということではないでしょうか。
 これまで本田の変わりは何人もの選手が試されてきましたけど、あまりうまくいっていないということもあって、試されるということではないでしょうか。


 工藤もタイプは違いますけど、岡崎の変わりなのかなぁと。
 サイドから運動量豊富に動き回って、守備やビルドアップに貢献して、ゴール前に飛び込んでいく。
 オシム監督が愛用した山岸だとか、今のジェフで言えば田中のような存在ですね。
 岡崎も替えの効かない選手となっており、岡崎がいない試合ではゴール前への飛び出しが不足がちになっています。
 ある意味で香川以上に大事な存在なのかなとも。
 工藤もウイングでの経験はあるし、そこから飛び出しての得点能力は非凡なものがありますから、そこを求められてのことなのかなと。



 2人とも楽しみな選手ではありますが、チームとしては基本底上げといった感じなんでしょう。
 工藤を呼んだからと言って、2トップにするわけでもないと思いますし、大きな変化にはならないのかなと。
 報道によると3バックを試しているという話もあり、ブルガリア代表戦は3-4-3で戦う可能性もあるようです。
 しかし、これまでザッケローニ監督のやってきた3-4-3は、基本的には4-5-1と理論的には大きく変わらないようにも思います。
 もし3バックで戦うのであれば、どれだけの変化がみられるのかが注目ではないでしょうか。


 まぁ、今回はしっかりとオーストラリア相手に結果を残すことに主眼を置かれたのですから、まずは大きな変化がなくてもいいのだろうとは思いますけどね。
 メンバー自体はミリガンも選出されたオーストラリア代表のほうが、気になってしまいますが(笑)
 SOCCERKINGスポニチ産経には、ミリガンの日本代表戦に向けたインタビューも掲載されており、日本を知っている選手として注目を集めているようですね。


 日本代表の場合、気になるのはそのあとのコンフェデに向けてどういったチームを付くて行くのか。
 昨年の10月に0−4で敗れたブラジルとの再戦も控えているわけで、アジアレベルなら今のままでもいいのでしょうけど、世界レベルのサッカーとなると現状では不安も大きいわけで。
 とはいえ、まずはオーストラリア代表戦なのでしょうし、その前にブルガリアとの強化試合をしっかりと集中することが大事なのかもしれませんね。