西部謙司氏の「犬の生活」、3つの無料サンプルを紹介

 以前にも紹介した通り、西部謙司氏の「犬の生活」が「タグマ!」というサイトで5月からメルマガとして再スタートを切りました。
 「犬の生活」メルマガ版はこちらからチェックできます。
 基本、月額630円というお値段でメルマガを見られる形式になっていますが、無料でもタイトルや冒頭部分は読むことができます。



 加えて、以下の内容がサンプルとして無料で読めるようになっております。


【レビュー】J2第10節千葉1-1福岡@フクアリ「組み立てはやれている。あとは課題の崩しのところ」
【レビュー】J2第11節京都3-3千葉@西京極「試合内容はドローで仕方なしも、主導権を握る戦いができなかった」
【インタビュー】VOL.1「佐藤勇人〜サッカーに正解はないんですけど、ピッチ上で賢くプレーしないといけない〜」


 4月に行われた過去の試合のレビューということで、今とはまた状況が異なる部分があると思います。
 特にディテールにおいては違いを感じる部分があるわけですけど、逆にそういた変化を確認するという意味でも、まずはサンプルを読んでみるというのもいいのかもしれませんね。
 もちろん、西部氏がその時どのように試合を見ていたのかも注目です。



 今回のメルマガではスポナビの頃と違って、インタビュー記事も読めるというのは大きなポイントですね。
 無料サンプル分の勇人のインタビューでは、最後にこんな話もされています。

ジェフはJ2では強者のサッカーをやっています。ただし結果がついてきていない。どうプレーするかは定まってきたけれども、どう勝つかが詰められていない?
佐藤「ホームで1-0でリードしていると、サポーターからは2点目を狙えという雰囲気を感じます。クラブの規模からして、J2では圧倒して勝ってほしいと思われているんです。1年目は僕もそう思っていたんですが、J2は甘くない。1-0のリードだったら、リスクを冒さずにバランスをとるのも重要だと思うんですよ。」

 勇人の言うとおり、確かに先制点を奪ったら、2点目、3点目も当然という雰囲気というのはあると思います。
 しかし、それ自体が相手を下に見ている、甘さとも言えなくもない。


 例えば松本山雅戦でも1点を何とかとった後に、相手は当然前に出てくる。
 あちらとしては、0-1では勝点上、何も得しないわけですから。
 そこで無理に出ていくのではなく、しっかりと試合をクローズするというのも、勝つためには重要で。


 そこで我慢するというか、しっかりと勝利を第一に考えられるかどうかが、"勝者のメンタリティ"なのかもしれません。
 もちろん総得点とか得失点などの話をすれば、1点でも多くというのが理想ではあるわけですけど、優先すべきは勝点3ですしね。
 まぁ、そのあたりは個人的にも辛勝が続いたこともあって、それに慣れてきた感もなくはありません。
 辛勝だけれども確実な勝利、安定した勝率が続くの出れば、不安定な勝率よりもいいと思いますしね。



 まぁ、それまでのお話の内容は、取り上げた部分とはちょっと異なる「(相手の弱点などを付いた)勝つためのサッカーか」、「自分たちのサッカーか」という非常に難しい内容ではあります。
 ただ、このあたりの内容も、連勝が続くことによって、自分たちのサッカーにも自信が付き、「勝つためのサッカー」と「自分たちのサッカー」が徐々に近づいてきているというか、メインテーマを維持しつつも柔軟にやれるようになってきている部分はあるのではないかなぁと思います。
 もちろん完全にイコールということはありえないにしても。


 まぁ、この辺りサッカーチームは生物ですから、トークテーマなども少し期間が空いてしまうと、旬が過ぎてしまうという部分もあるのかなぁと個人的には思う部分です。
 だから、日々チームを見続けていきたいですし、新たな発見がサッカーを見る面白さにもつながるわけですし、基本週5で更新しているこのブログも成り立つということになるのかなと思います(笑)




 メルマガ版「犬の生活」は試合のレビューや選手へのインタビューだけでなく、プレビューや練習レポートなども準備されているようです。
 興味のある方はぜひ。