Jリーグ20周年とジェフのプライド
Jリーグ、20周年おめでとうございます!(遅い)
思った以上に先日のJリーグ20周年が、ネットやテレビなどで取り上げられていました。
それだけJリーグの広報ががんばったということなんでしょうか。
これによって観客動員数が増すとか視聴率が上がるといったようなことはないでしょうけど、Jリーグの立場というか存在感を世に示すという意味ではよかったのかもしれませんね。
個人的にはJリーグ20周年も通過点でしかないと考えていました。
しかし、節目と考えようと思えば、考えられるのかもしれませんね。
「観客動員数の伸び悩み」、「各クラブの予算問題」、「海外組も増えスター選手の不在」、「ACLなどアジア大会での苦戦」などの課題があって…。
一方で「秋春制」、「クラブライセンス制度」、「J3構想」、「2ステージ制」、「東南アジア進出」などの改革案も出ている…。
「一方で」とあえて書きましたけど、もしかしたら上記した課題と改革案は関連性も考えられるかもしれない。
特に「秋春制」などは日本代表との日程問題の解決や欧州リーグに日程を合わせることが、第一なのかなとは思います。
しかし、それ以外の問題の解決…ようするに、Jリーグのマンネリ化を打開する意味もあるのかもしれない。
もしそうなのであれば、ファンやサポーターはJリーグのマンネリ化に対してどのように考えていくのか。
そして、解決策を考えるのであれば、大がかりな改革を求めるべきなのかどうか…という点がポイントになってくるのかなとも思います。
まぁ、これまでの「秋春制」などの経緯に関しても、協会やJリーグのやり方は強引で説明責任も果たせていな印象もあって議論もしにくい状況な気がしますが。
鶴の一声的な提案をされている印象を受けてしまって、説明の方が後にきているというか。
基本、体質が体育会系でトップダウンなやり方しかできないのかなとも思ってしまうわけですが。
川淵氏だとか犬飼氏のようにワンマンな会長ではなくなりましたけど問題点は変わらずというか、逆に以前の方が問題点が浮き彫りになってよかった気すらしてしまいます(笑)
そういったお上に対して対抗…ないしは対等な関係に持ち込むためには、1人1人の関係者がコツコツと頑張って結果を残すしかないんだろうなぁと思います。
例えばとして、ジェフは歴史、予算規模、(フクアリやユナパなど)ハコモノの質などを考えても、J2にいていいレベルではないクラブの1つだと思ってきましたし。
まぁ、そういったクラブの価値も、J2で苦戦した期間が長くなる分、落ちていってしまっているようには思うわけですが。
今週末対するは、松本山雅。
Jリーグに参入して間もないクラブです。
しかし、松本山雅は平均観客動員数では昨年9531人で、4番目のだったジェフの9281人を抜いてJ2で3番目。
今年もここまで松本山雅は平均10051人を集客しているのに対して、ジェフの平均は9109人と大きく差を広げられています。
Jリーグも20周年にして確実に変化はしているのでしょうし、歴史や予算規模などでは勝っていたとしても、クラブ全体の価値では新興チームに先を越される可能性も十分出てきているということなのかもしれません。
もちろんJ1に昇格すれば…というのはあるのでしょうけど、それだけで全てが解決するとは考えたくないもので。
クラブの魅力作りというのを、もう1度考えていきたいところではないかなぁとも思いますね。
クラブ1つ1つが魅力を高めていけばクラブ側の主張も通りやすくなるでしょうし、大きな改革なども必要なくなるのかもしれないわけで。
20周年にして改めて考えるべきは、当たり前なことですけど1つ1つのクラブの魅力作りだったりするのかなとも思わなくもありません。
無論Jリーグ改革案のすべてが悪いというつもりはないですが、個人的な意見を言えば基本的な考えとしては、ここまでのリーグの成長と比べれば今後の伸び悩みは必然的な部分があり、犠牲を伴う大きな改革よりもコツコツとやっていくことのほうが大事なのではないかなと思うのですが。
まぁ、ともかくチーム(現場)としては、今やるべきこと…ようするにしっかりと戦って、チームを成長させ、昇格を目指すことが何よりも大事だと思います。
良いチーム、強いチームを作れば、それだけ魅力も高まるものだと思いますし。
今週末対戦する松本山雅は、積雪のため延期となっていた東京V戦を水曜日に行って0-0で引き分け。
その分、日程的には厳しいはずな上、ジェフはホームフクアリで2連戦ということになります。
集客力では松本山雅に先を越されており、成績面においては今年Jリーグに加入した長崎にも抜かれているわけで、この状況に甘んじていてはいけない。
しっかりと、自分たちのプライドを持って、戦っていきたいですね。
現在ジェフは3連勝中であり、この勢いのままここから巻き返していきたいところだと思います。