佐藤琢磨、ポイントリーダー浮上も優勝は逃す
IRL第4戦がサンパウロ市街地コースで行われ、佐藤琢磨は終盤まで首位を走行していたものの、最終ラップの最終コーナーでジェームス・ヒンチクリフに抜かれ、2位となってしました。
多くのサイトでは「優勝は逃すも、日本人初のポイントリーダー浮上」というなタイトルで書かれていましたが、あえて自分は逆にしてみました(笑)
強引にサッカーに例えるのであれば、シーズン序盤においてロスタイムで同点に追いつかれ、引き分けで勝点1を獲得し首位に浮上した感じでしょうか。
嬉しさもありますけれども、悔しさの方もかなり強いですからね。
まぁ、今後も優勝していけるのであればこの悔しさも薄れていくのでしょうし、チャンスは今後もあると思いますから頑張ってほしいと思います。
レース内容は12番手スタートと予選では苦しんだ琢磨ですが、ピット戦略をずらして順位を上げていきました。
そのため、最終スティントが長くなり、タイヤが厳しくなって最後は我慢できなくなってしまった…と。
ただ、ここで無理をせずしっかりと2位をキープしたというのが、琢磨の成長したところなのかもしれません。
今までなら、そこで強引に首位をキープしようとしてクラッシュ…などというパターンも、珍しくなかったですしね。
そこがポイントリーダーに立てたポイントとも言えるのかもしれません。
ぜひともその冷静なレース運びと、スピードをシーズン通して安定して出して行ってほしいところです。
サンパウロのハイライトはこちらで。
劇的なレースで、実況・解説も盛り上がっていますね(笑)
次はいよいよインディ500。
昨年も最終ラップまで首位争いを演じた琢磨ですが、今年こそは伝統のインディ500での日本人初優勝が見られるのか。
否が応でも期待が高まります。