次戦が今期のターニングポイントになるように…
今週末からJリーグは、ゴールデンウィーク連戦に突入します。
5月3日(金)と5月6日(月)はJ1、J2の全試合が行われることになるんですね。
連戦中のジェフの日程を確認すると、4月28日にアウェイで京都と対戦。
5月3日にホーム・フクアリで愛媛戦。
5月6日はアウェイで岐阜との試合が行われる予定となっています。
続く試合も気になりますけど、まずは京都戦に集中したいところですね。
ジェフは前節の福岡戦で谷澤を左ウイング、兵働をトップ下として、ジャイールをスタメンから外しました。
個人のドリブル突破で打開が出き、そこからの正確なクロスなどでチャンスも作れるジャイールですが、周りとの連携で攻撃を作る形や、ほとんど守備をしないことが大きな問題になっていました。
福岡戦の1つ前に行われた水戸戦では、そのジャイールの守備の穴から大きなピンチを幾度も作られてしまいます。
それだけに福岡戦でのスタメン外しは、その守備などの問題を考慮したものなのではないかと考えました。
しかし、鈴木監督自身は福岡戦後の会見でジャイールに関して聞かれ、コンディションの問題でスタメンを外したと話しています。
とはいえ、監督がすべての質問に本音で答えるものとは限らないわけで、それを鵜呑みにせず何が事実なのか。
その発言の背景や行間なども含めて、捉えていきたいところです。
その事実を考える上で、次の試合というのは大きなヒントになるはずですね。
個人的にはジャイール外しは、鈴木監督の英断だと思っています。
もちろんジャイールの個人技というのは非常に魅力的であり、チーム全体においても攻撃に変化をつけられる選手が欲しいところではある…。
けれども、あまりにもジャイールのプレーというのは攻守において個人技に走りすぎており、現時点ではメリットよりもデメリットの方が大きく感じます。
そういったプレーを許し続けてはチーム全体に悪影響を及ぼすかもしれないし、ジャイール本人にとっても決していいこととは言えないのではないか。
まだ24歳のジャイールがサボることばかりを覚えてしまえば、今後の選手としての成長にも影を落としかねない。
サッカー選手としてのセンスを考えれば相当のものがあるのでしょうから、うまくすれば欧州のビッククラブに移籍ということだってあるかもしれない素材なわけで。
そういった選手が自らの問題によって、能力を出し切れない状況に陥ってしまうというのはすごくもったいないことですからね。
…まぁ、そういった選手はビッククラブに移籍した途端に、守備など汚れ仕事をやり始める場合もあったりしますけど(笑)
でも、できればジェフで一皮むけたといわれてほしいですし。
ともかく、今のジャイールでは不安要素が大きすぎる印象です。
チームとしてはまずはジャイール抜きのスタメンで戦って、基盤を固めていくことが先決ではないかと私は思います。
福岡戦ではここまで左ウイングをジャイールで固定してきた分、まだ調整段階といった印象なのかなと感じました。
しかし、0−2で敗れた水戸戦でも、バイタルエリアで前を向くというメインテーマからはチャンスを作れていたはずで。
そのメインとなる部分を残しつつも、課題であった守備や攻撃の手詰まり感を解消し、新メンバーで全体を整備することが出来れば、チームも軌道に乗ることができるのではないかと期待しています。
もちろんまだ課題は多く、福岡戦のメンバーではあまりバイタルエリアを攻略できなかったですし、左の谷澤、トップ下の兵働の連携不足、動きの整備不足などは感じました。
トップ下周りの整備は今年のチームの要のエリアであるだけに、そこをもう一度うまく整理、管理できるかどうかが大事になってくるはずです。
まぁ、まだジャイールをスタメンで起用する可能性もありますし、今後どうなるかもわかりません。
しかし、今期Planの課題もみつかり、改善案も見えてきただけに、次の試合がターニングポイントになれば…と期待しております。
その次の試合がここ数年、昇格を争っている京都というのは、悩ましいところではあります(笑)
しかし、京都なら守備を固めずにオープンに戦ってきてくれるでしょうし、相手にとって不足はないということで、強い気持ちで持って試合に臨みたいですね。
明日の更新はお休み。
次は火曜になるか月曜になるか…といった感じです。
愛媛戦の後の更新もどうなるかわからないですけど、岐阜戦の数時間前とかにアップしても仕方ないです…よね?