2週間ぶりのF1GPは中国で開催
マレーシアGPでレッドブルとメルセデスに起こった2つのチームオーダー騒動。
レッドブルはマーク・ウェバー先行時にセバスチャン・ベッテルに順位をキープしろと指令が下ったにもかかわらず、ベッテルがウェバーに仕掛けて抜き去り優勝。
メルセデスは燃料不足に陥り一気にラップタイムの落ちたルイス・ハミルトンに近づいたニコ・ロズベルグに、順位を守らせた命令に対して賛否両論の意見が出ています。
ちょうど2週間F1が空いたせいもあってか、それ以降も様々な報道が欧州でなされているようです。
もともとチームオーダーなど人間関係が絡む話題が好きな印象はありますけれども、その話題だけではもったいないですね。
というのも、開幕戦ではロータスのキミ・ライコネンが優勝。
少し意外な開幕ウィナーが出たわけですけど、決してこれは偶然ではなく今年のピレリタイヤの消耗が激しいため、タイヤにやさしいマシンつくりをしてきたロータスがピットストップを1度減らして優勝を決めたレースでした。
これでロータス有利かと思いきや、マレーシアではそのロータスは大きく苦しみ、優勝候補筆頭のレッドブルが強さを見せつけ1-2。
加えて名門マクラーレンが失速し、メルセデスが順位を上げ、フェラーリではエースのフェルナンド・アロンソが予選でチームメイトのフェリペ・マッサに苦戦…と見どころは多数あるわけで。
もちろん2つのチームオーダー騒動も気にはなるポイントではありますが、個人的には以前にも言ったようになるべくしてなった印象もあります。
ベッテルもロズベルグも、ロズベルグに命令を下したロス・ブラウンも含めて、キャラクターがそのまま出た結果でもありますし。
それも含めてそれらの人間関係がどう今後に影響するかどうか…というのが、注目点ですね。
しかし、それよりも今はこの混戦模様というか、シーズン序盤ならではの予測の難しい展開を楽しみたいように思います。
明日、明後日は更新お休み。