フクアリ公式サイトで谷澤のインタビュー

 だいぶ日にちは経ってしまいましたが、フクダ電子アリーナの公式サイトで、谷澤のインタビューがアップされています。
 インタビューには昨年現役引退した坂本も、飛び入り参加しています。


OH!フクアリ 001 谷澤 達也【ジェフ・ユナイテッド千葉】(FUKUDA DENSHI ARENA)


 こういった企画は、これまでのフクアリ公式サイトではなかったと思うので新鮮ですね。
 「001」とナンバリングされているので、今後にも期待したいところです。
 さすがに3ケタまで行くということはないとは思いますが…(笑)


 3月1日にアップされていますので、次のアップは4月1日とかでしょうか。
 選手のインタビューというのは、場合によってはサッカーコラムや試合のレポートなんかよりも全然面白いものになりますし、今後の展開が楽しみですね。



 谷澤のインタビューが行われたのはちばぎんカップの後、J2開幕戦直前のタイミングとのこと。
 ちばぎんカップの記憶も薄れつつありますが、このあたりは気になるコメントですね。

ディフェンスに関しては、プレス・バックができていました。
課題はゲームの間の取り方というか、ボールをより細かく回して、落ち着いている時間帯を長くしたいと思います。

 プレスバック…ようするに、前方の選手が後ろに下がってプレスをかけていく感じですよね。
 現在のサッカーのトレンドだと守備ではボックスを作って守り、攻撃ではそのボックスの間を狙う動きが主流だと思います。
 それだけに守備側としては、FWやMFのプレスバックだとか、DFの前に出ていって潰す動き。
 全体のポジショニングやラインのコントロールが、大事になってくるのではないかなと思います。


 しかし、プレスバックという表現を使っているのはちょっと意外でした。
 ちばぎんカップのメンバーを振り返ると、前線はG大阪戦と同様にナム、谷澤、米倉が流動的に動き回っている感じで。
 守備時は米倉が相手のボランチなどについていって下がり、谷澤が相手左SBを見ることが多く、マンマーク気味についていってるのかと思っていました。


 けれども、プレスバックという言い回しをしているということは、守備でもマンマークで守るというよりボックスを作りたい感じなんですかね。
 であるのなら、やはり高いラインの維持が大事なのかなと思いますし、全体的にもっと高いポジショニングを取りたのかなとも思います。



 また、「ゲームの間の取り方」ということで、試合運びに関して触れられているのも注目ですね。
 実際、試合の終わらせ方だとか落ち着かせる時間帯、逆に点を取れそうな時間帯に点を取りきれない問題などありますし、試合運びの技術はジェフに足りていないところだと思います。
 そこを谷澤あたりがしっかりとコントロールできるようになれば、チームとしても谷澤としてもワンランク上を狙えるんじゃないでしょうか。
 谷澤のポテンシャルを考えればそれができる選手だとも思いますし、日本代表の本田ほどとはいかないにしても、自分でチーム全体における攻撃のタクトを振るくらいの気持ちで引っ張っていってほしいなぁと個人的には思ったりします。



 まぁ、ともかくこういった自然体に近いインタビューだからこそ聞ける素直な話というのもあるのかなと思いますし、フクアリの公式サイトにはこれからもがんばってほしいですね。