本日、日本代表対ラトビア代表戦開催

 こちらも2013年の始動ということになりますね。
 日本代表は本日ラトビア代表との強化試合が行われます。
 積雪の影響なども懸念されましたが、JFAの公式サイトによると開催する方向で決まったようですね。


 日本代表のメンバー一覧を見てみると、大津こそ選出されたものの、ベースは変わらず、大きな変化はないですね。
 選出メンバーや出場者が大きく変わらないこと自体は大きな問題ではなく、固めたメンバーでしっかりと連携を深めていくチーム作りというのも考えられるはずです。
 しかし、ザッケローニ監督の場合だと約束事だとか細かな戦術を重視しているようなチーム作りの印象はなく、むしろ選手個々の能力に頼ったサッカーになっている印象です。
 トレーナー型というよりはセレクター型というか。
 そうなってくると選手の選出というのが、極めて大切になった来るわけですが、その選手の選出方法に大きな変化がないというのが気になるところかなと。



 まぁ、選手に任せるところが多いサッカーなのであれば、海外組をベースにするのは当然でしょうし、コロコロと選手基準が変わってしまうのもそれはそれで問題化とは思いますが。
 ダイレクトに選手の質がチームの質にかかわってくるわけで、選手が変わればサッカーも変わってしまうかもしれませんし。
 ただ、選出される選手が変わらなければ、チームの成長は選手の成長にゆだねられてしまうわけで、そのあたりが心配でもあります。


 F1ではよく開発スピード(変化)などが速いことを説明するうえで、「F1における停滞は後退である」といわれていますけど、それは他のスポーツや社会でも言えるはずで。
 昨年のジェフなども夏以降停滞が続きましたが、その分周りのチームはジェフを研究し成長していって追い抜かれてしまったように、日本代表もまた「停滞は後退」につながる可能性がありますし、現状に満足してはいけないはずです。



 現状の"停滞感"をどう打破するのか。
 それが現在の日本代表における大きなテーマなのかなと思ったりします。


 新たに選出された大津だけでなく、高橋や細貝など今まで主軸とは言えなかった選手たちの可能性もぜひ見てみたいところではないでしょうか。
 2人が今年中に遠藤・長谷部の不動のボランチコンビに、挑戦状を叩きつけるまでにいたるかどうか。
 この2人に限らずですが、楽しみなポイントですね。


 本日のラトビア戦は19時20分キックオフ。
 テレビ放送はフジテレビ系で19時から行われます。