新体制発表会&サポコミのレポート公開
先日行われた新体制発表会見&サポーターコミュニケーションのレポートが、ジェフの公式サイトにそれぞれアップされております。
転載はもちろんですけど、引用も禁止ということで、掻い摘んで気になったところを見ていきたいと思います。
【レポート】2013シーズン新体制発表会見(ジェフ公式サイト)
キム・ヒョヌンはビルドアップもできるストッパー。
ナム・スンウは右利きで体も強い中盤の選手、とのことです。
斉藤TDが昨年の7月に韓国で数試合、視察に行かれたそうで、行き当たりばったりな補強ではないようですね。
韓国の選手なら視察なども比較的楽に行けるのでしょうし、予算なども余りかからず日本のサッカーにも適応しやすいなどのメリットがあるのではないかなぁと思います。
そういった意味では韓国人路線、日本人監督でやっていくことも含めて考えれば悪くないとは思いますが、やはり攻撃のアクセントにおいて1人は欧州やブラジル系などの外国人選手もいたほうが良いのかなぁとも思いますね。
まぁ、2人の補強に関しては、以前もお話しましたが、選手のタイプがなんとなくわかったということで。
【レポート】 サポーターコミュニケーションについて(ジェフ公式サイト)
新体制発表会の内容に関しては、J's GOALですでにアップされていましたが、サポコミは今回が初じめて。
今年もサポーターからの質問に答える流れだったようで、無難な対応が続きます。
質問に答える以上のお話は聞けなかった印象ですが、気になったのは藤田に関して。
昨年、年末に急に移籍が決まったということで、その影響は大きくなりそうです。
基本的に現在のジェフはJ2所属ですから、選手のことを考えてもJ1クラブからのオファーは断れないことが多いだろうとは思っています。
しかし、話を聞く限り藤田残留の流れで進んでいたのでしょうし、急な移籍ということなのであれば、ジェフにとってはきついなぁと。
ジェフの状況や藤田の性格・キャラクターが好印象だから許されるところですけど、状況によっては荒れても仕方ないような移籍だったのかなぁとも思わなくもありません。
確かに戸島にも期待したいですが、多くは望めないでしょうし…。
その他、大枠の観想に関しては以前にも取り上げた通りです。
先日ジェフサポの飲み会に参加させていただいたのですが、その際にも「1年でのJ1昇格」と親会社からのプレッシャー的なお話にはなりまして。
確かに実際問題として親会社から言われれば断れないのだろうなぁとは思いました。
ただ、考えてみれば親会社を持つクラブというのはほかにも多数あり、それ以外のクラブも大なり小なりのプレッシャーはあるはずで…。
J2では恵まれている方とはいえ、例えば一昨年のFC東京のような他を圧倒するような戦力や資金力などのリソースが望めるほどの支援は受けられていない
その中でも親会社との関係を保ってチームの成功も考えるのであれば、以前にも言ったと思いますが口だけは「J1昇格」を掲げても強化の方は長期ビジョンも考えて粛々とやっていくしかないのではないかと思います。
それを踏まえての今期の選手構成を見ると、継続性はいいのですけどやはりベテラン選手が多すぎるのではないかと。
昨年のベテランを中心としたチームを引き延ばすような形をとったとしても、果たしてあれ以上の大きな伸び代が期待できるのか。
具体的に言えば今年J2である程度は戦えたとしても、来年J1でどうなのか。
継続すれば長期ビジョンを描けるかというとそうではないですし、若手〜中堅を主体としたチームのさらなる成長を望むのであればいいですけど、そうは見えないですし。
結局、新人も栗山だけですし、若い韓国人選手2人が見事に1年目から当たってくれればいいですけど、外国人選手はうまくいかなければ早期移籍も考えられますから、長期ビジョンに組み込むのはなかなか難しいと思っていますし。
逆に親会社の希望を素直に受け取るのであれば、若い韓国人選手2人の補強というのは、どうなのかなとも思ってしまいます。
島田社長は今年結果が出なかった場合のご自身の責任に関しても追及されていましたが、それによって焦るようなことはないようにお願いしたいところではないかと思うのですが。
そうでなければ、斉藤TDに長期間お願いするという話も絵に描いた餅になってしまうわけですし。
いろいろと複雑なしがらみはあるのでしょうけど、干渉するにしても最低限にしてほしいというか、いっそ干渉するならするで大金を置いていててほしいというか(笑)
今は親会社も含めたクラブ事情もチームも、すごく中途半端な印象を受けてしまいます。
サッカーとチーム作りを純粋に楽しめるような状況に、早くなってほしいなぁというところが素直な思いです。
その環境が出来なければ、強化部も選手もサポーターも残念な状況のまま、変わらない気もしますしね。