天皇杯2回戦はV・ファーレン長崎と対戦
天皇杯2回戦が、明日から各地で行われます。
フクアリでは9月9日日曜日にジェフ対V・ファーレン長崎の試合が開催となります。
ジェフの対戦相手であるV・ファーレン長崎を簡単に説明いたしますと、もともとは国見OBが中心となって結成した国見FCと同じく長崎県の有明SCが合併してできたチームで、現在はJリーグ入りを目指しています。
今年度の天皇杯にもJFLシードとして出場。
九州対決となった熊本県代表大津高校との試合を2-0で制して、2回戦進出となりました。
V・ファーレン長崎はJリーグ加盟条件の1つである、Jリーグ準加盟資格を2009年に満たしています。
さらに2013年からはJリーグ全クラブが加盟しなければならないクラブライセンス制度もクリアしなければならないわけですが、そちらの準備も行っているそうでクラブライセンスクリアのためにU-18チームの設立なども実施済みとのこと。
ホームスタジアムである長崎県立総合運動公園陸上競技場は2014年に国体で使用されるために改修予定だったわけですが、V・ファーレン長崎が2013年からのJリーグ加入を目指すこともあって、前倒しして改修工事を行っているようです。
観客動員数も今のところ十分集まっているようで、そうなってくると最後はJFLでの順位ということになります。
現在はJFLで2位ですが、このまま2位で今期を終了すると、JFL1位にJリーグ昇格の条件が整ったクラブである場合、J2の21位とホーム&アウェーの入れ替え戦。
JFL1位が昇格条件でない場合は、J2最下位(22位)のクラブと入れ替え戦ということに。
JFL優勝を果たした場合は、自動昇格となります。
ちなみに、現在JFL1位の長野パルセイロはJリーグ準加盟の承認は受けましたが、スタジアムの規模がクラブライセンス基準を超えず来年の昇格は難しいようです。
こちらの記事によると長野市は2015年末までに約80億円をかけて、南長野運動公園総合球技場をJ1レベルにまで達するスタジアムに改修する予定だそうですが、クラブなどは改修の前倒しを要請しているとのことです。
J2のジェフとJFL2位の長崎が対戦するということで、J2・JFL入れ替え戦の試金石になるのではないかとみている人もいるようです。
ただ、現在J2の3位でJ1自動昇格圏内の2位以上を目指すジェフとしては、悩ましい試合になるのも事実です。
前々節の水戸戦、前節の福岡戦とホームを2連戦で乗り切り、ようやくどん底だったチーム状況からは抜け出した感のあるジェフ。
その間、悪かったコンディションも少しずつ良くなっているのかなと思います。
夏の暑さも、ようやく落ち着いてきそうかな?とも感じますしね。
しかし、来週にはちょっとした過密日程が待っています。
9月17日が祝日ということもあって、14日の金曜日に富山戦。
17日に北九州戦が行われます。
富山戦はアウェーで北九州戦はホームで行われ、連戦はもちろんのこと、移動による疲労なども懸念されます。
主力選手にベテランが多い実情は変わりませんし、それらを考えるとある程度レギュラー選手を休ませ、出場機会を望む選手たちを起用するというのもありなのではないかと思います。
佐藤勇人などは累積警告で富山戦出場停止となっていますので、試合勘などを考えても起用できるとは思いますが。
兵働、山口智あたりは休ませてもいいのかなぁと。
まぁ、前節の感じだと竹内なども疲れている印象もあるわけですが…。
正直、ここまでベテラン選手に頼ってきているので、変えるのは怖いところもあるわけですが、今後の試合でそういった選手たちが欠場する可能性もあるかもしれませんし、そのテストも出来ればしておきたいところではないかと思いますしね。
無論、天皇杯も勝つに越したことはないわけですが、優先順位はどう考えてもJリーグ、そしてJ1昇格なわけで、天皇杯をうまく利用する形で戦ってほしいところだと思います。