再起をかけ、ホーム・フクアリで福岡戦!
前節水戸を相手に、3-0で久々の勝利を上げたジェフ。
実に5試合ぶりの勝ち星で、8月に入ってからは初めての勝利。
また、3-0で勝利した試合でしたが、2点以上の得点は7月8日の京都戦以来。
ほぼ2か月ぶりで、8試合ぶりの複数得点となりました。
それだけに嬉しさもひとしおではあります。
しかし、この勝利を一過性のものにしては、その意味もなくなってしまいます。
1勝したとはいえ、まだ順位的には6位。
首位甲府との勝点差は7と開いていますし、7位東京Vとの勝点差は1で、1試合でプレーオフ圏外に逆戻りする可能性もあります。
そろそろ勝点計算や他チームとの順位関係というのが、気になってくる時期に入ってきていますしね。
ジェフとしてはやはり、出来ることならば自動昇格圏内の2位までに入っていきたい。
プレーオフでの昇格の可能性もありますけれども、プレーオフは一発勝負で何があるかわからないですしね。
前節の水戸の勝利は3つのポイントがあったと思います。
1つはジェフに復帰という形で移籍した谷澤が機能したこと。
狭いエリアでのドリブルはもちろんのこと、守備やプレースキッカーとしても大きく貢献していました。
しかし、次の試合以降はマークが厳しくなる可能性もありますから、周りのサポートも含めて活躍できるかどうかが重要となってきます。
ここ最近の深井の起用法を見ても、谷澤にかかるところは大きくなっていくのでしょうし。
続いて、相手の出方。
水戸は比較的攻撃的で守備を固めてきた印象はありませんでした。
印象的だったのがジェフがセンターサークル先までボールを運んでも、水戸の最終ラインは引くことを前提とせず、ペナルティエリア前までラインを維持していたシーンが多かったこと。
これまでのジェフは引かれた相手に弱かったわけですから、今後の試合も水戸戦と同じように行くかどうかに関しては、正直わからないところがあると思います。
何度も言っていますが、「引いた相手への得点」という壁を乗り越えられるかが大事ですね。
最後はジェフのコンディションとスタミナ。
水戸戦までの数戦、結果が出なかったジェフですが、全体的に動きが悪く早い段階で足が止まることも多かったと思います。
それだけが敗因というわけではないとは思いますが、水戸戦でその問題が出なかったというのはすごく大きい要素だったと思います。
幸いにもジェフは2試合連続でホーム・フクアリでの開催。
コンディションの面では、相手より有利に持っていけるはずだと思います。
水戸に1試合勝てたとはいえ、それまでの結果が非常に悪く、自動昇格圏内からは一歩遅れた状態となっております。
1試合だけでは"再起"したとは言えないと思いますし、逆にこの試合で結果が出なければ水戸戦の結果も水の泡といったような状況になってしまうと思うので、久々の勝利を無駄にしないためにもここから続けて結果を出すことが求められることになりますね。
内容に関しては水戸戦1試合だけではまだ何とも言えないと思いますが、結果の出なかった数戦に比べれば、勢いや雰囲気は戻ってきたのかなと思います。
興味深かったのは水戸戦で2得点目を奪って以降、一時的に選手たちの動きが良くなったように見えたこと。
やはり負けが込んでいた状況でメンタル的にも厳しい部分があって、それが2得点目を奪えたところで多少安心できたところがあるのかなぁと感じました。
できれば、この勢いを盛り上げ、維持して、シーズン終盤まで走り切りたいところですね。
そのためにもまずは福岡戦で結果を残すことが、求められるところだと思います。