日本五輪代表、スペインに大金星!
日本五輪代表がスペイン五輪代表に1−0で勝利。
選手、監督、スタッフの皆さん、ひとまずはおめでとうございます!
もちろん、気を抜いていい段階ではないですけど、自信をつけるという意味でも今後の箔をつけるという意味でも、1つのことを成し遂げたといっていいんじゃないでしょうか。
良かった良かった。
まぁ、まずはスペイン代表ですが、やっぱりコンディションが悪かったですね(笑)
運動量、一歩目の出足が悪く、決勝に向けて調整しているというのもあるのかもしれませんが、やっぱり舐めてかかってきたんだろうなぁと感じるところがありました。
時折スペインらしく、じりじりとボールを持ち込んでいって、ボールを持ちながらタメを作り、選手が集まって細かくパスをつないで相手の陣形をずらし、その間に他の選手が飛び出していくという攻撃も見られました。
ただ、その攻撃にもそこまでのキレはなかったですし、テンポアップの回数も少なく。
まだ"スペイン風のチーム"くらいだったのかなぁといった印象を受けました(笑)
守備の方の寄せも緩く、単純なミスも多かったですしね。
もちろん、退場者が出た影響というのも少なからずあったとは思いますが。
ただ、それまでもスペインは動けず、押し込まれる状況が続いていましたけどね。
一方の日本代表はスタメン1トップで永井、左に大津、あとはメキシコ戦と同じメンバーと、結局このメンバーの中ではオーバーエイジ+一番やってきたんじゃないか?と思われる布陣だったのかなと。
試合途中までは良い動きができていましたね。
前線からのプレッシングも思ったよりスペイン相手に効いていて(逆に言えばスペインのビルドアップにも問題を感じましたが)、思い切りの良い攻撃参加ができていました。
南アフリカW杯のメンバーも証明してくれましたけど、カウンター状態なら日本人アタッカーのスピードというのは十分世界に通用するということですね。
もちろん、得失点差もあることですし、あわよくば何度かあった決定機を決めて、追加点を取ってほしかったですけどね…。
まぁ、次へ残したということで?
いや、実際にはこの試合で決めきれなかったのだから、次も心配とも言えなくもないですが。
後半からは日本もスタミナが切れていったわけですが、吉田を中心としたゴール前での守備が、良く頑張ってくれました。
吉田は強さや高さだけでなく、守備時の粘りもついてきた感じで、メンタル的にもこれで成長すれば、日本サッカーにとっても大きなプラスになるのかなぁと思います。
もちろん、吉田だけでなく鈴木や山口のカバーリングも、かなり効いていたと思いますが。
それとなによりも皆、スペイン相手と言っても物怖じしていなかったですね。
このあたりは海外組だけでなく、ユース年代などでも欧州などに遠征する機会が増えているからなのかもしれませんが、ちょっとびっくりしました。
少なくとも初戦でしかもスペイン戦ですから、キックオフ当初は動きが硬くなるのかな?と思っていましたが、むしろフルパワーで動けていて。
逆に失点直後のスペインのほうがショックを受けて動きが落ちていた印象で、日本のほうがメンタル的な強さを感じました。
そこが一番のこのチームの驚きだったような気もします。
本当に良い試合を見せてくれて良かったと思いますが、ただ、最初に言ったこととは矛盾するかもしれませんけど、残りの試合でしっかりと勝たなければこの試合の意味も半減してしまうはずで。
大津、酒井宏樹といったところに怪我人がでてしまった(動けていなかったこともあって、スペインの守備も下手でしたね)ところが多少心配ではありますが、ぜひともこれに満足せず最後まで行ってほしいと思います!