先制点を取られないこと

 テレビ中継などで「先制点が大事です」という話を、たまに実況の方や解説の方が話して至ります。
 特にオリンピックやW杯のような短期決戦の大会などで聞く気がしますけど、個人的には割と当たり前かなぁと思ってしまったりして…(笑)
 どんなサッカーの大会、あるいはその他スポーツでも1点目をしっかりとれるかどうかというのは重要だと思いますしね。


 ただ、今期のジェフは先制点を取られると、ここまで1勝6敗と極端に厳しい成績となっています。
 先に失点して、守りを固められると、引いた相手に点を奪う術を作れていないジェフは劣勢に立たされてしまう…ということかなと。
 そうなってくるとジェフとしては、「先制点を奪うこと」以上に「先制点を奪われないこと」がすごく大切になってきますね。


 もちろん、口で言うほどそれも簡単ではないのでしょう。
 前節の甲府戦でも先制点を奪われ、そのまま守りきられて0-1で負けてしまったわけですが、あの試合の甲府も試合序盤から守備への意識はかなり強かったわけで。
 もちろんJ1昇格を狙うジェフとしては相手が引けば前掛かりになって得点を奪いに行くしかなくなると思うのですが、心配なのはその裏の守備ということになりますね。
 

 "攻め慣れて"しまった時に、カウンターでもしっかりともどって対応すること。
 セットプレーなどの守備の改善。
 そして、攻撃の時に良い形で攻めて終わること。
 当たり前とはいえ、このあたりが重要になってくるのかなぁと。
 主に集中力を切らさないことが、必要になってくるのではないでしょうか。



 今週末の対戦相手は岡山。
 現在11位ですが、総少失点は22。
 今のところJ2の最少失点がジェフの17で次に甲府の20、岡山はその次の22ということになりますから、守備に定評のあるチームということになりますね。


 前回ジェフと対戦した時も、岡山の3バックに対して、ジェフのFWが裏を取れない状況が続いて、0-0で引き分けとなってしまいました。
 今回も守備を固めてくるのであれば、ジェフとしても苦労する展開になるかもしれません。


 前節甲府戦も無得点で敗れたジェフですが、そこから1週間で大きく何かを変えられるわけでもないと思います。
 アウェイですし、しっかりと相手のカウンターなどの攻撃には集中して対応し、攻撃もじっくりと相手のミスを待ちながら焦らず耐えることが重要となってくる試合になるかもしれませんね。