小林可夢偉、自己最高の4位フィニッシュ
先週末行われたドイツGP。
小林可夢偉は最終的に、自己最高となる4位フィニッシュでレースを終えました。
ようやく"良いレース"というよりは、"まともなレース"をさせてもらえたといった感じでしたね。
前回のイギリスGPのレースこそ、可夢偉本人のピットストップでのミスでポイントを奪えなかったですけど、それまでにもチーム側の問題によるピットストップミスや戦略ミスが多く。
なかなか"まともなレース"をさせてもらえない状況でしたからね。
今回のドイツGPでも、セッション途中に雨の降ってきた予選でもう少し早くチームが対応しておけば、上の順位に行けたのかもしれませんけど、そこは現在のチームにおいては高望みしすぎなのでしょうか。
可夢偉は結局、予選12番手スタートでしたが、スタートでミディアムタイヤを選んで、我慢しての長めの走行。
その後も安定したラップタイムを刻み、マーク・ウェバーなども抜き去って、5位でフィニッシュ。
最後のソフトタイヤでのスティントは全体を通してみても、かなり速かったですね。
そして、レース後ベッテルがバトンをコース外で抜き去ったということで、ペナルティを受け、1つ順位を上げて最終リザルトでは自己最高の4位ということになりました。
ひとまずは結果が出て、ほっと一安心ですね。
優勝はアロンソ、2位にバトン、3位にライコネン。
アロンソは一時期バトンに接近されますが、そこからペースを上げて引き離すなど、速さだけでなく強さも見せてくれました。
ポールからの勝利ということで、ドライバーの力でチャンピオンシップのライバルから一歩抜きに出た印象です。
バトンの2位もマクラーレン低迷か?と、言われていただけに大きいでしょう。
ライコネンはベッテルのペナルティもあって3位フィニッシュに。
可夢偉としては結果的に、あと一歩で表彰台というところまで来ました。
次こそは、そこを期待したいところです。