杉本のゴールでベラルーシに勝利

 一昨日、U-23日本代表がロンドンオリンピックに向けて、ベラルーシとの強化試合を行いました。
 相変わらず作業しながらでしたけど、ニュージーランド戦よりはしっかり見られたかなと(笑)


 日本代表はスタメン、トップ下に宇佐美を起用してきましたね。
 これまでの起用されてきた東のほうがビルドアップだとか動き回ってボールを受ける仕事は出来るんじゃないかと思いますが、宇佐美のほうがやはりドリブルのキレなどは上なのかなと。
 なかなか組織的な攻撃ができていないからこそ、割り切って宇佐美だったりするんでしょうか。



 1トップは前回と同じく大津で、サイドに流れるプレーが多かったですね。
 ただ、やはりサイドに流れるのはいいけれど、中に入って受ける選手がいない。
 これを0トップと言う人もいるようですけど、0トップというのは基本あえてゴール前中央を空にしてスペースを作って、中盤やサイドから中に入ってくる動きをする。
 これによって、中央に入ってきた選手は前を向いて受けることができるというのがメリットなはずで。
 その中に入ってくるプレーができていない限りは、たとえ狙いが0トップだったとしても「機能していない」ということになります。


 実際、大津がサイドに流れた分、そこでボールをつなげてもクロスが上がった時に人がいなかったり、ゴール前への飛び出しが一歩遅れたりと、連動性が感じられないことが多く。
 あるいはサイドチェンジ1つ取っても、出し手と受け手のタイミングが遅かったりと、明らかな連携不足を感じる部分が多々ありました。


 特にゴール前への中盤の選手やウイングの飛び込みとそこへの出し手の連携は、大津を1トップにしてサイドに流れる形をやるのであれば、攻撃の肝となるはずポイントですから、試合でそこができてたことがほとんどないというのは大きな問題ではないかと思います。
 だからこそ、シンプルに杉本を1トップで起用した時間帯のほうが、うまくいっているというか、自然に見える感じなのかなと。
 杉本はゴール前での冷静さがあるというか、なんとなく貫禄すら感じるような?(笑)


 難しいことはせず、シンプルに杉本にした方がチームのためにはなるような気がするけれども…うーん。
 スペイン戦でカウンターを狙うから1トップ大津…だったりするんですかね。
 守備も杉本のほうがいいかもしれませんが、守備重視ならトップ下も東のほうがいいような。
 それと、ずいぶんファーストディフェンスの位置が下がってきたように思うのは、気のせいなんでしょうか。
 最終的に岡田監督を真似ようとしてたりして…?(笑)




 そんなこんなで、1トップを誰にするかは置いておくにしても、細かな連携面のかだいを感じた日本五輪代表。
 ですから、なるべくスタメンは固定して、連携面を高めていく方がいいのかな?と思っていたのですが、どんどん変えてきましたね。


 確かに先週末にはJ2の試合があって、21日にはメキシコ戦があるので(もう少し後かと思ってました)、コンディショニングや怪我人の問題は心配ではあります。
 ただ、若い選手も多いわけですし、チーム作りの時間もないのも事実。
 自分なんかはオシム監督のハードメニュー、主力固定による連携面の向上なんかを見てきた分、どうにもしっくりこない試合の使い方だなぁと感じてしまいました。
 もちろんチームができていればいいですし、関塚監督は「戦い方は浸透している」というような話をしているので、その時点でギャップがあるんでしょうが。


 まぁ、いくら時間を組んでもあまり改善されないと開き直って、コンディション重視でいくという考えもありなのかもしれないですけどね。
 それでもベラルーシには勝ってしまったし、もし相手の出来が悪ければ結果も出るかもしれませんしね。
 それを信じて…といったところでしょうか。




 明日、明後日は更新お休み。
 なんか先週末がピークかと思ったけど、まだいろいろ立て込んでます。