ドイツGPから夏休み前の2連戦

 今週末、ホッケンハイムリンクにてドイツGPが行われます。
 来週末にはハンガロリンクハンガリーGPが行われ、そこからF1は夏休みに入り8月は丸々レースがない期間ということになります。


 しかし、その間にもドライバーなどの交渉事などは進む可能性があり、来季の動向が不透明な小林可夢偉などにとってはこの2レースでアピールできるかどうかが重要になってきます。
 前々回のバレンシアでは途中まで4位を走行するものの、ピットストップのミスもあって、最後はフェリペ・マッサと接触してリタイア。
 前回のイギリスでもピットストップでの可夢偉オーバーランによって、ポイント獲得に失敗。


 この2レースで結果が出なかったことにより、来季からのドライバー交代のうわさも出ています。
 もっとも、現地では日本のメディアほど騒ぎになっていない気もしますが、それでもチームメイトのセルジオ・ペレスは2度も表彰台に立っているのは事実ですし、あまりよくない状況であるのは確かだと思います。
 マシンに関してもドライバーとしてもスピードはあるのは間違いないわけで、まずは冷静に自身の力を発揮してほしいところです。



 可夢偉にとっては、この2レースが正念場。
 来季の去就に関していろいろ騒がれていたマーク・ウェバーも優勝したことでさらっとレッドブルでの残留が決まりましたし、序盤はシーズン途中の交代すらも噂されていたマッサもここ数レースの結果だけでまた評価を取り戻しているところがあります。
 意外と単純だなこの業界…と思ってしまったわけですが(笑)


 逆に言えば、可夢偉に関してもこの2レースの結果如何で挽回できる可能性が十分あると思います。
 もしかしたらこの2レースで可夢偉F1ドライバーとしての将来が決まってしまうかもしれませんし、良い結果を祈りたいと思います。
 まずは確実に、でも運や周りの環境も整えば、できれば表彰台…そして最高なのは優勝(笑)
 ついつい望みを高く持ってしまいますが、それぐらいの結果が欲しいのも事実なわけで、頑張ってほしいところです。
 可能性はある状況にいると思いますし、周囲からのプレッシャーも高まっているとは思いますが、うまく凌いでこの2レースに集中してほしいですね。