壮行試合は1-1の引き分け
ロンドンオリンピック壮行試合となった、キリンチャレンジカップ。
昨日行われましたが、男子だけ見ることができました。
作業しながらでしたけど(笑)
対戦相手はU-23ニュージーランド。
五輪本戦にも出るんですね、全然把握してなかったです。
ニュージーランドはゴール前は人数をかけて固めてくるものの、中盤などでのチェックは緩く日本のボランチやDFが楽にてボールを持てて、自由にビルドアップできる時間帯が長かったですね。
相手の攻撃機会もあったとはいえ、全体的には日本の攻撃練習のような展開だったかなと。
日本代表はスタメン1トップで大津を、サイドに永井を起用。
杉本を招聘したということは積極的に起用するのかと思ったのですが、そういうわけでもないんですね。
相手ディフェンス陣にスピードがないこともあって、永井の動き出しでボールを引き出す展開も目立っていたと思います。
ただ、攻撃陣の連携はやっぱりまだ作れていなかったですね…。
これまでにも永井などを使うチャンスはあったはずで、もっと前からやっておけば…とも思ってしまいましたが。
また、ビルドアップで前を向けることともあって、サイドで押し込む回数が多かったと思います。
清武はフル代表の方では使われることが多かったですけど、このチームでは使うほうの仕事もできてやりやすそうな感じがしますね。
この日はベストコンディションではなかったのかもしれませんが、やっぱりこのチームは清武のチームになっていくんでしょうか。
意外と東も、その方がやりやすいのかもしれませんね。
攻め込む日本ではありますが、ゴール前での質、工夫、人数が足らず。
なかなか得点を奪えずもどかしい時間帯が続きますが、後半26分。
左SBで起用された徳永がカットインしてシュート。
相手GKがはじいたところを、途中交代でピッチに入っていた杉本が決めて先制します。
その後も押し込む時間帯が続いていましたが、試合終了間際。
ボランチに入っていた村松が何でもないところでボールを奪われ、そのまま失点してしまいます。
それまでボランチにプレッシャーがきていなかった分、油断したのかもしれませんし、周りの声も必要だったとは思いますが、あそこまであっさりと取られてしまったのは集中力の問題だと思いますし残念なミスでした。
こういった集中力の欠けるプレーやイージーなミスというのが、この年代の日本代表の大きな課題ですね…。
このチームに限らずですが、そこを乗り越えない限りは本戦での活躍も難しいのかなぁと。
全体的に日本代表が良かったのか悪かったのかというのは、この試合ではちょっと判断がつきにくいかなと思います。
ニュージーランドは基本的に弱くボールを持てる時間帯が多かったですけど、本番でここまでボールを持たせてもらえる対戦相手がいるのかどうか。
ニュージーランドをどのレベルで想定してマッチメイクしたのかが気になるところです。
スペインというのはないのでしょうから、ホンジュラスなのか、モロッコなのか。
あるいは今回は壮行試合だということで、ある種の華試合として考えていたのか…。
バックアップメンバーを比較的早い時間に2人も起用してきましたしね。
そうだとしたら内容は置いておくとしても、少なくとも試合には勝ってすっきり終わりたかったところですが。
それにしても時間がない中での準備段階の1試合ですから、ピリッとしない内容にはやはり残念な思いが強いですね。
両ゴール前での強さや試合を決めようとする意志だとか、勝負強さなどを感じないというか。
メンバーが変わって連携面も、気になりましたが。
ニュージーランドの出来も含めて、物足りなさの感じる試合でした。
こうなってくると、イギリスに移ってからのU-23ベラルーシ代表戦、U-23メキシコ代表戦が重要になってきそうですね。
仮想スペインはメキシコということなのでしょうか?
しかし、名前からするとやはりスペインのほうがビックネームですし、そのレベルのチームを探すのは難しかったのでしょうけど、いきなりスペインを相手にして変に浮き足立って、初戦に敗れたショックを翌戦以降も引きずる…なんてことがなければいいのですが。