アイスランド戦は3-1で日本代表の勝利
試合自体が”薄味”だった上、ジェフからすればちばぎんカップもあったので忘れてしまいがちですけど、先週の金曜日にはキリンチャレンジカップ・アイスランド戦が行われ、3-1で日本代表の勝利となりました。
ただ、ある程度は予想できていたとは思いますが、アイスランドはあまりよい状態ではなかったですね。
現在、国内はウインターブレイク中とのことでしたし、Jリーグ開幕直前でコンディションを上げてきている日本の選手達とは、動きもだいぶ違ったかなと思います。
寄せも緩く体も張れていないシーンが多く、試合開始直後の前田のゴールもマークには付いていたけれど、競れていなかったですし。
しかし、先制点を奪った後は、日本もアイスランドのテンポに合わせてしまうような形で。
1点取ったことによる影響あったのでしょうか。
アイスランドの守備は1歩目の反応で日本の後手を踏むことが多かったですが、身長のあるDFが多く中央に人数を固めてスペースを消して、最後だけはなんとか跳ね返していた印象でした。
ようやく追加点が入ったのが後半8分。
左サイドからパスをつないで、途中出場の中村憲から最後は何度も裏を狙って走っていた藤本がゴール。
左サイドから右サイドに大きく速く展開できたことによって、ボールサイドに集中しがちだったアイスランドの守備陣の裏を突くことが出来ましたね。
続いて後半34分にはセットプレーから槙野がゴール。
しかし、後半ロスタイムにはその槙野がPKを与えてしまい、3-1で終了。
このあたりが槙野を主力で使いにくいところなのかなぁと。
この試合は相手が一対一の守備で課題があり、どんどん前に出れる選手が目立つ試合だったと思うので、槙野あたりはアピールする絶好のチャンスだと思ったんですけど、悪い方も出てしまっては…。
全体的に見ると、アイスランドの動きが悪く、評価のしにくい試合だったと思います。
その中でも、増田や藤本が伸び伸びとやれたことは、今後層を厚くする上で良かったのかなと思います。
増田は遠藤とのダブルボランチで守備面でどうなのかな?とも思いましたけど、相手の圧力も弱く簡単にボールを触れて安定したパス出しをしていたと思いますし、藤本もオフザボールでよく動けていたと思います。
とはいえ、やはり相手が相手。
日本代表にとってはならし運転というか、テスト的な意味合いの強い試合になってしまったと思います。
まぁ、そうであったとしてもあそこまで主力メンバーを欠けていてもチームとして動けていたところを見ると、やはり日本代表は強くなった…というか、個々の選手が成長したなぁと感じたりもしたのですが。
今のチームでオシム監督が指揮をしたらどうだったのかなぁと見てみたかったり…(ごにょごにょ)。
ただ、そこからより高いレベルの試合で、”試合を決められる選手”になるとまた限られていて、そこがアイスランド戦で感じた大きな物足りなさにも繋がっていたようにも感じます。
具体的に言えば、2点目が入るまでになかなか決定的なプレーが見られなかったり…とかですね。
そのあたりが海外組の復帰する明日のウズベキスタン戦で違いとして見られるのかどうか。
相手のレベルが違い過ぎて難しいところかもしれませんけど、注目したいポイントではあると思います。