メルセデスAMG、新車F1W03を発表

 今期からメルセデスAMGに登録名を変更した旧メルセデスGPが、新車F1W03を発表しました。
 写真はなどで。
 多くのチーム同様ノーズは薄く低くなっており、モノコック前方サスペンション取り付け部は左右に衝立のようなものを建てる形になっていますが、かなり極端に衝立を高くしている分、横からの見栄えは悪くないような気がします。
 しかし、真正面から見ると、やはり他チーム同様恰好は良くない気がしますね。
 まぁ、このあたりはレギュレーションがそうさせているのだから仕方ないところですけど。
 FIA側の言い分としては、「サスペンション取り付け部も低く設定したかったのだけれど、チーム側がそれに反発した」というモノだったそうなのですが…。
 ノーズの高さを下げることで、他社との衝突時の危険性を減少させるのが狙いということになっているわけですが、FIAにとってもチームにとっても見た目も大事なはずですから(評判の悪いマシンではスポンサーなども付きにくいでしょうし)来期以降はどうにかしてほしいところです。


 また、メルセデスAMGのフロントノーズ前には小さな穴がありますが、ここから空気を取り込んでフロントウイング両端に流すFダクトのようなシステムを使用しているとのこと。
 ノーズから取り込んだ空気を左右に分けWの文字のような流れでフロントウイングに持ち込まれるため、Wダクトと言われているようです。
 空気の流れに関しては、こちらなどで詳しく。
 この記事が正しければ、かなり複雑な構造ですね。
 ただ、コーナリング時に空気の流れが変化してしまうため、現状ではバランスなどに問題があるとか。


 フロントを工夫してきた分、リア周りに関しては大きな変更はないのかなと思います。
 絞り込みも他チームに比べるとタイトではない印象ですし、リアに関してはちょっとコンサバな気もしますが今後変更されていく可能性もあるのでしょうか。