今年もエキゾースト騒動?

 昨年はエキゾーストの排気利用して空力的な効果を得る、ブロウンディフューザーが話題となりました。
 今年はそのブロウンディフューザーを禁止するために、レギュレーションでマシン上部に排気口を設置しなければならないなどの規制が追加されています。
 しかし、こちらのニュースによると今年もエキゾーストの問題が話題となっているようです。
 記事によると問題視されているのはマクラーレンフェラーリのエキゾーストで、今年から上から見てエキゾーストパイプを確認できなければいけないようで、その点で疑問符が付いているようです。


 こちらの写真を見ると、マクラーレンはマシン後部に切れ目を入れて、そこに排気口を出すことで昨年のブロウンディフューザーのようにタイヤ横に空気を流す手法をとっているようです。
 フェラーリの方は分かりにくいのですが、こちらの写真などを見るとサイドポンツーンを伸ばして、その先に排気口があるんでしょうか。
 どちらもグレーな手法なのかもしれませんけど、これがF1でもありますから、あとはレギュレーション内に収まっているかどうかですね(笑)
 一方、レッドブルこちらを見ると、サスペンションの内側に排気口を出している感じでしょうか。
 まぁ、それぞれ今後変えてくる可能性もありますし、どう開発していくのか興味深いところです。



 へレステスト3日目はニコ・ロズベルグトップタイム
 2日目のミハエル・シューマッハーに続いてメルセデスGPが最速となったわけですが、マシンは2011年の物でレギュレーションも違う状態ですから、あまり意味はないような。
 マシンが同じ分、タイヤの比較テストなどはしやすいのかもしれませんが。
 現在のルールだと基本的に空タンクでの走行というのは少ないですから、テストでもフルタンクでの状態が重要視される分、どこかのチームがタイムを狙いに来てもすぐに上位に立てるのでしょうし、ますますタイムだけ見ても分からない状況になっていますね。
 それ以上にラップチャートだとか、関係者の反応というのが気になるところなのかなぁとは思います。