ジェフ、G大阪DF山口智にオファー?

 G大阪との契約が今期で切れ、残留か移籍かで揺れる山口智に、ジェフと東京Vからオファーがあったと、スポニチが報じています。
 今季リーグ戦で30試合に出場した山口智G大阪残留も検討しているようですが、これまでの交渉で年俸をダウン提示され、若手への世代交代なども言われたようです。
 また、西野監督の退団で、チームが変わっていく中での悩みというのも当然あるのでしょうね。



 しかし、ジェフがオファーを出すというのは意外です。
 山口の昨年の年俸は5000万と報じられているようで、今回もダウン提示ながらもスポニチでは4800万円を提示されたと書かれています。
 移籍金はなくとも、G大阪との競合となればここからの大幅なダウンは考えられないでしょう。
 経営難のジェフからすれば、非常に大きな額と言うことになります。


 そして、何よりも来期は若手中心で行くという話があったはずで。
 山口は今年で33歳。
 当然ベテラン選手ということになるはずで、若手中心でやると決めたからには、それを貫いてほしいと思うのですが。


 もしかしたら他のCBが移籍する可能性があるので、山口獲得を目指すということなのでしょうか?
 竹内はジェフへの完全移籍が地方メディアに報じられていますし(ただし名古屋との契約は残っているそうで、移籍金の予算確保も考えなければいけません)、出ていくならミリガンあたりということになるのか…。
 けれども、それならば予算的にも新たに選手を補強するリスクなどを考えても、茶野を残した方が良かったのではないかと思ってしまうのですが。
 年俸も茶野は09年磐田時代に3800万と報じられているそうで、磐田を契約満了となっていますからそこから下がっているものだと思いますしね。
 もちろん実力的な問題はあるとは思いますが、茶野も昨シーズンはMVP級の活躍をしていたわけですし、青木良太だって戦力として十分計算できるはずで、そこは無理をするようなポジションではないと思うのですが…。 



 茶野を契約満了にした理由というのが、分からなくなってきてしまいますね。
 竹内としても似たようなタイプの山口が入ってくるとなると、気持ちの部分はどうなんでしょう…。
 そして、何よりもここ数年間、同じような感じで外から旬とは言いづらい選手を獲得し、ハリボテのような補強で(山口の実力は十分あるとは思いますが)自チームの選手を育てられず、現在の苦しい状況に陥ってしまっているわけですから本当ならば個人的には残念です。
 まぁ、G大阪側も悪くない条件を提示しクラブの方向性がしっかり見えてくれば残留の可能性が高いのかな?とは思いますが、実際に山口獲得に動いていたのであれば今後のチーム運営も心配になってしまうところがあります。
 …もう1つ考えられるのはスポニチ飛ばし記事だというところなんですけど、わざわざ昼にこのニュースを配信したところが現実味を感じるところで。
 ともかく、山口は年内にも結論を出すとのことなので、続報を待ちたいところだと思います。