ロータス、トロ・ロッソ、フォース・インディアのドライバー決定

 来期に向けて、ドライバーが着々と決まっています。
 キミ・ライコネン起用を発表したロータスロータスルノーGPから名称変更)は、チームメイトにロマン・グロージャンを起用。
 09年ルノー時代にピケjr.が成績不振のため解雇さ、代わりに出走したのがグロージャンでしたので、F1復帰だけでなくチームにも復帰ということになります。
 グロージャンは今期のGP2チャンピオンで、その実績を買われての起用と言うことになります。


 来季の契約が残されていたはずの、ペトロフはシートを奪われたことになりますね。
 ロシアマネーも思ったよりもスポンサーが少なかったとも言われていますし、実力面も中途半端と見られていたのでしょうか。
 また、事故でリハビリ中のエース・クビサと比べて、リーダーシップの面でも課題があったと言われています。
 今シーズン終盤にはチーム批判とも取れる発言をメディアの前で行い、それも影響してのではないか…とも。
 クビサもチームに対して問題がある時は厳しい言葉を発していたそうですが、それがチーム内で行われるのと外で行われるのでは全く違いますからね。
 そういえば、ジェフでもそんなことがあったような…(笑)


 一方、こちらも両ドライバー続投が言われていたトロ・ロッソも、一気に2人を交代することを発表しました。
 レッドブルの下部チームとして、ドライバー育成の側面も兼ねているトロ・ロッソですが、今年のブエミアルグエルスアリは「どんぐりの背比べ」と言った感じだったのかなぁと。
 どちらかが相手を引き離せれば、1人は残留できたのかもしれませんが、大差のない様子で。
 将来を期待され今期途中からHRTでF1デビューを果たしたダニエル・リチャルドと、フランス人の若干21歳エリック・ベルニュの参戦が決まりました。
 どちらも若いドライバーで、来期のパフォーマンスが楽しみですね。


 続いてフォース・インディアも今季ルーキーとして活躍したポール・ディ・レスタと、テストドライバーだったニコ・ヒュルケンベルグの起用を決定。
 ヒュルケンベルグは2010年ウィリアムズのレギュラードライバーとしてF1に参戦していましたので、1年ぶりのレース復帰となります。
 一方、噂通りエイドリアン・スーティルのシート喪失が決定。
 スーティルはシーズン序盤こそ新人ディ・レスタに先を越されることも多かったですが、中盤以降は立て直しポイント面でも36ポイント、ディ・レスタ27ポイントで上回っているんですけどね…。
 チームの親会社は経営難なども報じられていましたし、スポンサーなどの絡みもあったのでしょうか。
 スーティルにはシートの空いているウィリアムズへの加入などが噂されています。



 残るシートはウィリアムズ、HRTの1台の計2台となりました。
 ペトロフやオランダのファン・デル・ガイデが、母国スポンサーを連れてシートを探しているという話もありますし、予算的、政治的絡みも強く影響してくるのかもしれませんね。