ラストレースまで縺れ込んだ中断争い

 2011年F1GPも今週末のブラジルGPがラストレースとなります。
 注目は中段チームによるコンストラクターズポイントの争い。
 特に7位ザウバーと8位トロ・ロッソの差は僅か1ポイントということで、最終戦まで縺れ込むし烈な争いとなりました。


 シーズン序盤は好調でポイント獲得率の高さは欧州のメディアも注目していた小林可夢偉ですが、シーズン中盤は失速。
 しかし、先日のアブダビGPで久々にポイントを獲得し、遅ればせながらの復活となりました。
 ただ、その間チームメイトのセルジオ・ペレスはポイントを獲得し、予選でも可夢偉の前に立つことが多かったですから、相対的に可夢偉への評価は落ち着いてしまったのかなぁ…とも思います。
 残念ですが、済んだことですし、来季以降の活躍に期待したいところです。



 1つの順位差でFIAからの分配金が大きく異なると言われているF1ですから、ザウバートロ・ロッソの順位争いは来期の予算確保という意味においても非常に重要になってくるはずです。
 予算の厳しいザウバーですから、ぜひとも粘り強くレースをして、調子を上げてきたトロ・ロッソを何とか抑えたいところですね。
 トロ・ロッソ相手ではありますが、両者ともに是が非でも結果を求めるレースとなるはずですから、どんな戦いになるか楽しみです。



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