アウェイでバーレーンに2-0の勝利

 22日深夜、ロンドン五輪最終予選バーレーン戦が行われました。
 日本代表は1トップに大迫、2列目に大津、山田、東でボランチ扇原の相方には山本康裕が入りました。


 バーレーンが積極的に攻め込み、日本代表が押し込まれる時間も多かったと思います。
 バーレーンは守備も穴なく守れていたと思いますし、中盤のパスワークもまずまずでしたね。
 ただ、J2のクラブに良くあるように、攻撃の最後の質の高さ、厚みの深さがない。
 良いチームなんだけどもう一歩…といった印象で、やっぱりここが「普通のチーム」から「良いチーム」になれるかどうかの栄目の1つなのかなぁと感じました。


 バーレーンの攻撃の問題もあって、日本代表は押し込まれながらもさほど怖さは感じなかったかなぁと思います。
 しかし、日本代表はボールを持っても、後方でのビルドアップからテンポアップするところで急ぎ過ぎる傾向が見られ、無暗に縦に出し過ぎたり、大津(永井)を縦に走らせようという意識が強すぎたりで、勿体ないボールロストが非常に多かったですね。
 前へのボール運びに落ち着きがなく単調で、タメが作れていない印象があり、確実性の低い裏へのパスが多すぎたと思います。
 若い日本代表チームにはよく見られる傾向ともいえるのかもしれませんが、本戦までにはどこかで落ち着きを作れればなぁ…と思うのですが。


 パサーとしては扇原など、サイズもあって縦に鋭いパスを出せる、面白い選手もいるのですけどね。
 でも、そういった選手を活かすためにも、タメを作れるポイントがほしいところではないかと。
 選手がではなく、チームとして高い位置でポイントを作る形でもいいのかもしれませんが、どこでタメを作るつもりなのか…というところが見えてきませんでした。
 まぁ、最終的にはオーバーエイジなどの話も出てくるでしょうけど、そこに頼っていてはどうなのかとも思いますしね。



 ともかく大事な最終予選で各グループ1位はオリンピック本戦出場決定となるわけで、貴重な2-0での勝利であることは間違いないですね。
 27日日曜日には国立競技場でシリア戦が実施されます。
 現在日本代表は2戦2勝で、同じく2戦2勝となている知り合いに次いで、総得点で先を越されて2位となっています。
 ホームでのシリアとの直接対決は、非常に重要な試合となるのではないでしょうか。
 キックオフは19時20分から、放送はテレビ朝日系で行われるそうです。