小林可夢偉、アブダビGPで久々のポイント獲得
こちらもここまで長かったですねぇ。
実に8レースぶりのポイントだとか。
ウィークエンドを振り返ると、金曜のフリー走行から好調だった小林可夢偉。
しかし、予選ではニュータイヤの暖まりに問題が生じ、16番手に終わってしまいます。
チームメイトのセルジオ・ペレスが11番手だったことを考えれば、残念な結果だったと思います。
しかし、決勝ではスタートで11番手までジャンプスタートをすると、タイムが出ない方のミディアムタイヤを早めに交換。
持ちも良いソフトタイヤを使用し、9番手まで順位を上げます。
その後、もう1度ソフトタイヤに交換すると上位勢に迫るペースを見せ、ペレスも抜いて10番手でフィニッシュとなりました。
本当に嬉しいポイント獲得。
ミディアムを早めに交換した作戦が功を奏したのではないでしょうか。
逆にセルジオ・ペレスの方は、ソフトスタートで序盤に他車と接触してしまいミディアムに交換。
結果的にミディアムを使用する期間が長くなってしまったことが、失敗だったのではないかとも思います。
上位争いではベッテルがここでもポールポジション。
これで92年のナイジェル・マンセルの年間最多14ポールに並んだそうなのですが、レースではなんと1周目の2コーナーでタイヤが突如パンクし、リタイア。
実に昨年の韓国GP以来のリタイアで、ノーポイントは今季初となったそうです。
優勝は2番手スタートのハミルトンとなりました。
2位には粘りの走行でアロンソが付け、最後のピットストップ直前には差を縮めるなど意地を見せてくれました。
3位にはバトン。
4位以下はウェバー、マッサ、ロズベルグ、シューマッハー、スーティル、ディレスタ、可夢偉となりました。
抜きにくいと言われていたアブダビですが、2本のDRSゾーンを作りレース直前には距離も伸ばしたせいもあってか、バトルの多いレースとなりました。
しかも、その2本が接近しているため、1本目であえて後続車に抜かせて2本目で抜き返すとか、逆に1本目では前と接近しても抜きに行かないなど、ドライバーの戦略も見えたレースとなって面白かったのではないでしょうか。
小林可夢偉のポイント獲得で、並ばれていたコンストラクターズポイントで、トロ・ロッソと1の差が出来ました。
好調と言われていたトロ・ロッソはブエミがポイント圏内でマシントラブル、アルグエルスアリが序盤にピットストップでミスがあったそうです。
これで最終戦を迎えるわけで、面白い展開となってきました。