インドGP、初の勝者はベッテル
初開催のインドGP。
コースは高速区間もあり、長い直線もあり、スプーンやヘアピンもアリで、なかなか面白いサーキットだったのではないでしょうか。
これでモータースポーツ文化が、インドに根付いてくれればいいのでしょうが…。
ザウバーの小林可夢偉はフリー走行から良い走りを見せており、チームメイトのセルジオ・ペレスに対して優位に立っていました。
しかし、予選ではなんとQ1落ち。
マッサに引っ掛かったという問題もあったようですが、ペレスにも前を行かれ、悪い流れに。
そして、決勝でもスタート直後の1コーナーで、バリチェロに押しだられると、コースに戻ろうとしたところでグロックと接触。
そのダメージの影響でリタイアとなってしまいました。
ペレスがストラテジーの成功(ハードタイヤを1周で交換)もあって10位フィニッシュを決めたことを考えると、非常に残念です。
フリー走行の走りを見ても一時期よりはタイムが出るようになってきたのかなぁと感じるのですけど、結果が付いてこないですね。
優勝はポールポジションから一度も順位を譲らなかった、レッドブルのベッテル。
最後は出す必要のないファステストラップまで記録。
F1ではポール、優勝、ファステストラップ獲得で、ハットトリックなんて言われることもあります。
2位にはバトン、3位にはアロンソが滑り込みました。
シーズン途中まではマシンの性能差というのも大きいのかとも思いましたが、その差も少なくなった終盤でもしっかりと結果を残しているベッテル。
素晴らしい安定感ですね。
F1シーズンも残り2戦。
ぜひとも可夢偉には少ないチャンスでの”巻き返し”を期待したいところです。