初開催、インドGPがスタート
今週末はF1インドGPが実施されます。
インドGPは今年が初開催ということで、どういったサーキットになっているのか楽しみです。
昨年初開催となった韓国GPと同様、インドGPもこれまでのところ多くの不安が報じられてきました。
工事の遅れ、地元民によるデモ、ビザ発行の遅れ、関税免除の問題(結局インドGP運営者が支払うとの報道)、国内でのテレビ放送問題などなど、多くの問題が発生しているようです。
また、マレーシア、中国、トルコなど、2年目以降の集客に苦しんでいる模様です。
近年のF1はファンの拡大やスポンサー確保の関係もあって、開催地が増えています。
しかし、初開催の国ではモータースポーツの文化のない国も多い。
その結果、運営はもちろん、集客の面でも苦労しているところが多いようです。
このあたりはJリーグクラブの運営などでも、いろいろと考えてしまいますが。
つい先日、ニュージャージー州のニューヨーク近郊市街地コースで、2013年からF1を開催されることが発表になりましたが、これもなかなか新興GPが上手くいっていないのと関係が大きいのかなぁとも感じました。
アメリカにはNASCARやIRLなどもありF1開催経験も豊富でモータースポーツ文化は十分な上、大規模なスポーツイベントも多数行われています。
加えて、ニューヨーク近郊での市街地コースとなれば、話題性も十分。
しかも、北米市場は多くの自動車メーカーにとって非常に重要なポイントであり、以前からアメリカでの開催は期待されていたものでもありました。
2012年からはオースティンでもF1開催予定となっており、アメリカでは2か所でGPが行われることになります。
ただ、オースティンも資金難が言われており、開催が危ぶまれていますが…。
今月モータースポーツ界は、ダン・ウェルドンとマルコ・シモンチェリという2人の偉大な人物を失いました。
もちろんF1とは違うカテゴリーですし、F1の方が安全性も高いのかなとは思いますが、それでも同じ業界ではあったはずで…。
今週末のF1GPでは2人を弔う意味でもクリーンで面白いレースをして、モータースポーツの素晴らしさを再び多くの人に証明してほしいなぁと私は思います。