ジェフのあり方とクラブの幸せと
ドワイト監督の契約解除 並びに神戸清雄 監督就任について(ジェフ公式サイト)
まずはドワイト監督とハンスコーチにお礼を言いたいところです。
サポーターに向けたコメントも出ていますね。
ありがとうございました。
永久に一緒に…というのは難しい社会ですから、いつかは離れる時が来るもの。
江尻監督やクゼ監督が退団した時もそうでしたが、”良い継続”でなければ辛いのはクラブだけでなく、監督の方も同じだと思います。
もちろんドワイト監督としてはもっとやりたいという思いもあったはずですし、重要なのはタイミングだと思いますが。
しかし、驚いたのは神戸さんが一時期の監督代行ではなく、正式な監督として今シーズン末まで指揮をとるということ。
確かに今からこういった状況のチームの監督になりたい指導者など滅多にいないとは思いますが、神戸さんも監督としての経験はほとんどないに等しいわけですから、不安も大きい状況だと思います。
試合直後ではなく2日後の監督交代や後任の監督が神戸TDだったりすることを考えると、やはりドタバタな中での監督交代劇だったのでしょうか?
次の試合までの時間もなく、昨日も急遽2部練習となったようですし。
もともとシーズン中の監督交代なんてギャンブル性の高いものではあるとは思いますが、まったく後先を考えず「とにかく解任しなければ」という考えを先行して監督を交代したのであれば、上手くいく見込みも少ないんじゃないでしょうか。
ギャンブル性の高い監督交代だからこそ十分な準備をした上で実施しなければ、リスクの方ばかりが増えてしまうはずです。
一度クゼ監督からミラー監督の際に成功してしまったことにより、簡単にシーズン中の劇薬を使うクラブになってしまったのでしょうか?
あの時点ではもちろん成功だと思っていましたが、後々になって振り返るとあの成功はクラブにとって逆に悪い習慣を与えてしまったポイントになってしまったのかもしれません…。
こういったことは、シーズン中の試合でも良くあることだと思いますが。
あの時在籍したクラブの首脳で残っている人も少なくなってきたように思いますが、その方が劇薬の投与に慣れてしまったということなのでしょうか…?
誰とは言いませんが、多くの方が言わなくともわかると思いますが…。
指導力という点においては、ジェフU-18からトップコーチに移動となった菅澤氏に期待したいところではあります。
もしかして現U-18のように、実質的に指揮を取るのは菅澤氏になったりするのでしょうか?
ただし、その分、U-18チームへの影響が懸念されます。
昨日も言いましたが、方向性の定まらないクラブ運営に置いて、唯一とも言っていい希望がU-18の再建計画だと思っていただけに、正直菅澤氏がU-18を離れる影響の方が心配でなりません。
もしも今回トップチームがJ1昇格に失敗したら、管澤氏退団なんて最悪なケースもありえるのでしょうか?
なんとかJ1昇格を決めてトップチームを落ち着けて、管澤氏はU-18に戻してほしいところではないかと思うのですが…。
ともかく、既に沈みそうな船で特攻しているような状況な気もしますが、こうなった以上は最後まで力を振り絞って、J1昇格を目指して欲しいところだと思います。
このままJ1昇格に失敗しては神戸氏だけでなく菅澤氏までも失いかねず、もしそうなればジェフにとって大きな損失となるはずで。
いろいろとフロントに思うところはありますけど、より一層後が無い状況になったようにも思いますし、一致団結して頑張っていきたいですね。
そして、今シーズンが終わったら、どういった結果であれ、もう一度ジェフというクラブを冷静に見つめ直すべきだと思います(毎年言っているような気もしますが)。
ジェフはどういった立ち位置のクラブなのか、どういったクラブを目指し、どうあるべきなのか。
小規模でもJ2でコツコツと頑張っているクラブもいる、J1昇格を目指すクラブもいる、J1残留に向けてもがいているクラブもいれば、リーグ優勝やACL出場を目標とするクラブもいる。
ですから決してJ1昇格に失敗したら全てが終わるわけではないのかもしれませんが、それぞれのクラブにはそれぞれの立場や目標があって、それぞれに応援の楽しみ方があるのだと思います。
ジェフの場合はどうなのか。
サポーター、スポンサー、選手、スタッフなど多くの関係者がどういったジェフを望み、クラブがどういったビジョンを掲げて、実現のためどういった努力をしていくのか、『ジェフのあり方』を真剣に考えていかなければいけないのではないかと。
それらが全て合致し、軌道に乗ったと感じた時、初めて本当の幸せを感じることが出来るのかなぁ…なんて私は思います。
もちろん勝敗も重要ですし順位なども大切ですけども、それ以上に大切なものもあるわけで。
昨日一日中いろいろと考えて、「怒り」や「悲しみ」以上に大きな「悔しさ」が込み上げてきたのもそのせいなのでしょうね。
誰が悪いとかどこが問題なのかなどとは関係なく、現状のジェフがうまくいっていないことがただただ「悔しい」。
それこそ通常の試合で相手に負けた時なんか以上に、”敗北感”を感じてしまいました。
今期の結果がどうなったとしてもこの「悔しさ」はそう簡単には晴れないように思いますが、残りシーズンに置いてそのきっかけが少しで見えてくれば…と期待したいと思います。
まずは栃木戦ですね。