2011シーズン前半を振り返る 前編
先々週の横浜FC戦を終了して、18戦を消化。
今年のJ2は各チーム38試合行うので、1試合少ない状況ではありますが、ほぼ折り返し地点となりました。
先週末は震災の影響で延期となっていたJ2第3節が行われましたが、第3節ジェフ対札幌戦は8月17日に行われるということで、ジェフはお休み。
ちょうどいい機会なので、これまでのシーズンを振り返ってみたいと思います。
今日は数字編。
2011年ジェフこれまでの成績
10勝3敗5分 勝点35 総得点30 総失点18
J2順位トップ5
徳島 勝点37 得失点差+14
FC東京 勝点35 得失点差+17
ジェフ 勝点35 得失点差+12
栃木 勝点34 得失点差+12
北九州 勝点30 得失点差-1
※18試合消化時点
今期のJ2は独走するチームがないこともあって、シーズン序盤はジェフが順位上優位な立場にいましたが、現在上位勢はかなりの混戦となっています。
上記の順位は先々週の試合後のものですが、先週末には北九州が徳島に勝利。
FC東京、栃木も勝ったため、順位はFC東京(勝点38)、徳島(勝点37)、栃木(勝点37)、ジェフ(勝点35)、北九州(勝点33)となり、5位北九州と4位ジェフの勝点差も少ないものとなっています。
もちろんジェフは1試合少ないわけですが、混戦状況にあることは変わりないですね。
次に今年のジェフのこれまでの勝点、昨年のジェフの勝点、過去4年間の3位の最終勝点を平均化したものを比較した図を作ってみました。
昨年のジェフは18戦を消化した時点で、「9勝4敗5分勝点32」。
今年のジェフは勝点35なので印象として今年のジェフの方が順調のようにも感じますが、昨年の勝点差は「3」と1試合分の差しかありません。
ちなみに、昨年の段階で「総得点32、総失点20」で、今年は「総得点30、総失点18」ですから、総失点が2つ増えた分総得点は2つ減っており、得失点差もちょうど+12で同じ。
順位も昨年の18試合経過時点では3位でした。
グラフを見てもこれまでの勝点ペースは昨年に比べて今年の方が若干上に来てはいますが、そこまでの大差はないと思います。
ここまでのところ、両データの差は最高でも『勝点3』までであり、勝点4以上の差が開いたことはありません。
それでも、今年の方が余裕があるように感じるのは、やはり昨年の柏のような独走するチームが無く、ここまで順位面では上にいることが多かったこと。
そして、昨年1年間J2を戦ったことによる、精神的な余裕も大きいのかもしれませんね。
J1昇格に失敗した昨年の勝点ペースとほとんど変わらないペースなわけですし、FC東京なども調子を上げてきて順位でも少しずつ厳しい状況になっています。
昨年のデータを見てもシーズン後半に勝点を伸ばしきれなかったのは非常に大きかったと思いますので、ライバルチームとの勝点も拮抗していますから、今期もシーズン後半の戦いが極めて重要となりそうです。
続いて。
2011年ジェフこれまでの成績
ホームゲームでの試合結果
7勝3分
アウェイゲームでの試合結果
3勝3敗2分
今期これまでの18試合の成績を、ホームゲームとアウェイゲームで分けてみました。
アウェイでの成績の悪さは理解していたつもりですが、こう数字にして表すとよりはっきりとしますね(笑)
もしかしたら「(ホームではいつも通りで)アウェイで弱い」というより、サポーターの後押しもあって「(異様に)ホームで強い」ということなのかもしれませんが、どちらにしてもアウェイでの戦い方の改善をしていかなければいけないと思います。
これだけアウェイゲームの勝率が悪く足を引っ張っていると、ホームでの勝利にも喜べない状況となってしまいますしね。
最後は集客面。
2011年これまでのフクアリ平均観客動員数
10,762人
2007年 14,149人(J1)
2008年 14,084人(J1)
2009年 14,730人(J1)
2010年 11,689人(J2)
4月24日のFC東京戦こそ16,360人と多くの観衆を集めましたが、その後は苦しんでおり昨年以下の平均観客動員数となっています。
FC東京戦は関東圏内のチーム同士で注目を浴びる相手だった上に、震災の影響による中断直後の試合だったという面が大きかったのではないかと思われます。
昨年はシーズン終盤から、観客動員数が右肩下がりに減少していきました。
今年もチームの状況次第で今後観客数を下げる可能性もありますし、集客の面でも一層の努力が必要となるのではないかと思います(もちろんチームが昇格争いに最後まで絡めれば、集客増加も見込めるのかもしれませんが)。
その分、経営面も厳しい状況が予想されますし、こちらに関しても危機感を持って対応してほしいと思います。