佐藤琢磨、自己ベストの4位でゴール

 IRL第11戦ミッドオハイオが行われました。
 ミッドオハイオ・スポーツカー・コースはロードコースですね。



 佐藤琢磨は金曜日、エンジンのトラブルにより、ほとんど走行が出来ず。
 土曜日の予選では、9位となりました。
 昨年の状況を考えれば9位も決して悪くないはずなのですが、ここ数戦でポールポジションも獲得している琢磨にとっては、もう少し…といった状況だったようで。
 セッティングも決まりきれていなかったようです。


 しかし、決勝ではそこからマシンを立て直し、序盤からトップチームについて行き、徐々に順位を上げていきます。
 レース終盤には3位のハンター-レイを追う展開となったようなのですが、追い抜くことはできず。
 自己ベストの4位でゴールとなりました。


 これまで今期は5位を2度経験していますので、一歩前進といったところでしょうか(笑)
 ただ、ポールポジションの獲得や、長い間ラップリーダーとして走行したレースもあっただけに、いきなり優勝を望むまではいかないにしても、表彰台まで行かなければ「大喜び」とまでは行きませんね。
 現在の琢磨の勢いを考えれば、まずまずの良い結果といったところでしょうか。
 もちろん、少しずつでも結果を出していき、上にあがっていくことが大切だと思いますから、ここからですね。
 今回はマシントラブルという問題もあったわけで、それを乗り越えての結果ですし、そういう意味では立派だと思います。



 IRLは連戦で、今週末にもレースが行われます。
 夏休みにお休みを取るF1と、夏休みだからこそどんどんレースを行うIRLという図式は、なかなか興味深いところがありますね(笑)
 琢磨には今週末のレースでも、ミッドオハイオの決勝の流れのまま、頑張ってほしいと思います。