松本山雅DF松田直樹、亡くなる

 2日午前中の練習中、心筋梗塞を起こして倒れた松本山雅松田直樹ですが、昨日の13時過ぎに亡くなられました。
 オシム監督が発症した脳梗塞とは違い心筋梗塞ですから、心臓が動かないということは、血液の循環の大元を絶たれた状況となっていたわけで…。
 人工心肺を使用して、本人も長時間頑張っていたと思うのですが、悲しい結末となってしまいました。
 最後まで長い間病と戦って打ち勝とうとしていたのだと思いますから、今はお疲れ様でしたと言いたいです。



 まだ、自分の中でも信じきれないところがありますし、なかなか良い言葉も見つかりません。
 経歴やプレーに関しては、今さら詳しく言うまでもないでしょう。
 高さだけでなく、スピードもあって、足元の技術もある。
 若い頃から”次世代のCB”といった印象を受けていましたし、何よりもスケールの大きな選手だったと思います。


 残された者としてはしっかりと平常を保つことと、今回のようなことが起らないように出来る限りの対応をしていくことが、松田本人のためにもなるのではないのかな…と私は考えます。
 もちろん松本山雅横浜FM等のサポーターの方達や関係者やご家族の方達は、本当にお辛いでしょうけどね…。



 今回の件で松本山雅では、練習からAEDを準備するなどの対応を始めたそうです。
 しかし、少し意外だったのは、松田が倒れた時は練習が開始されて間もなくで、気温も24.6度と比較的涼しい状況だったこと。
 メニューもランニング後だったそうで、そこまで激しい練習をした後ではなかったと思われます。
 それでも今回のようなことが起こってしまったということに対して、非常に驚いております。


 もちろんAEDなどを(いきなり全ては無理だとしても)1つでも多くのスポーツ施設やチーム(サッカーに限らず)などに整備してもらって、そういったことが起こった後の対応策は極めて重要なことだと思うのですが、今回の話を聞くと起らないようにする予防策の方はなかなか難しいのかなぁと考えてしまします。
 水分補給をこまめに行う、ストレスも含めた生活習慣に気を配るなどなど、基本的なことに関しては言えるとは思いますが…。
 それとスポーツ選手に多い、動脈硬化の可能性も言われているようですけど。
 外部の者には詳しいことはわかりませんが、ともかくJFAJリーグを中心として、対応策、予防策を含めた整備を整えてほしいところだと思います。
 本当は当事者である松田本人から、当時の話を聞ければよかったんでしょうけどね…。
 本当に悔しいです。
 なお、AEDの使用方法などに関してはフクダ電子の公式サイトなどでも、確認することが出来ますので、チェックしてみてください。



 それと、松田が愛したサッカーをこれからも愛し、追い続けることが、松田の想いを繋げることに繋がるのかな…とも思います。
 こういった時こそ、「サッカーを見たい」と強く思うのですが、ちょうど今週末ジェフの試合がないのが少し残念ですね。



 改めまして、心より悔やみを申し上げます。