ゼロックススーパーカップ、優勝は名古屋
ジェフサポや柏サポにとっての開幕前イベントと言えばちばぎんカップだと思うのですが、その他チームのサポにとってはゼロックスーパーカップのイメージの方が強いのかもしれませんね。
今年のゼロックススーパーカップは、Jリーグ優勝の名古屋と天皇杯優勝の鹿島が対戦。
1-1で90分間を終え、PK戦の末、名古屋が優勝しました。
名古屋GK楢崎が、3本ものPKを止めての勝利でした。
やはりJ1上位チーム同士の戦いとなると、レベルが高いですね。
基本技術はもちろんのこと、運動量も豊富で。
そして、何よりもテンポが早く、締った試合になりますね。
攻撃の最後のところのキレは、もう1つだったかなぁとも思いますけど。
まぁ、それだけ守備が頑張っていたとも言えるのかもしれませんし、これからシーズンを通して質を上げて行きたい部分なのかもしれませんが。
ジェフから移籍したアレックスはスタメンフル出場。
PKキッカーにも選ばれましたが、残念がら楢崎にキャッチされてしまいました。
相手との兼ね合いもあるのかもしれませんが、基本的にはバランスをとってあまり攻撃参加せず、後方からビルドアップの役割を任されていたのかなぁと思います。
そこからの思い切りのいい攻撃参加は、少なかったですね。
前半は前方のフェリペ・ガブリエルがサイドに開くよう指示され、大迫もサイドに流れてから中に切り込むタイプの選手だったため、前にスペースがなく。
後半は右サイドからの攻撃が多かったので、上手くサイドチェンジからの形を受けられれば、チャンスがあったと思うのですが、なかなかそういった形は作れなかったですね。
やはりオーバーラップのタイミングや走るコースに関しては、課題の1つなんでしょうね。
ただ、鋭い縦パスも何本か入れられましたし、ビルドアップの面に関しては可能性をアピールできたんじゃないでしょうか。
守備に関しても同サイドからの相手の攻撃に対してアレックスが絞る際は、フェリペがサイドに開いて対応するなど周りのサポート(というかチームとしての約束事)もあってしっかりこなせていたと思いますし(ただ、逆サイドからのクロスに対する対応は移籍しても課題が見られましたが)、あまり無理にはオーバーラップは狙わずポジショニングに関してはバランスをとりつつ、ビルドアップの役割を果たすという起用方法も良いのかもしれませんね。
その中で何度か上手い上がりを見せてアクセントが付けられれば、チームとしても面白いのでしょうけど。
鹿島は連携面において完成度の高いチームだと思いますから、そこに完全に馴染むまでには時間がかかるのかもしれません。
逆に言えば今後の伸び白もまだまだあると思いますし、選手構想やACLなども含む過密日程から考えてもチャンスは十分あると思いますので、チームは変わりましたが鹿島でも頑張ってほしいですね。