勇人「きょうは楽しんでやろう」

佐藤勇人選手(千葉)
「きょうは楽しんでやろうということで、そういう姿もサポーターのみんなに見せたかった。それがいい形で、前半はボールも人も動いてよかった。」(ジェフ公式サイト

 確かにどの選手も久しぶりに楽しそうにプレーしていた印象でしたね。
 楽しまないより楽しむ方がいいはずですし、今まではむしろちょっと気負い過ぎていた感すらあったような気がします。
 これも性格的に真面目な選手が多いからこそ…なんでしょうか?


 選手が楽しめたのであればそれはそれでよかったとも思うのですが、とはいえ、ちょっとあの状況を楽しみ過ぎていたようにも見えたのですけど(笑)
 確かに前半は中盤でパスも通るし、選手もよく走っていました。
 だから当然ボールも支配できていたし、ピンチもあまり作られなかったですけど、肝心の追加点は奪えませんでした。
 その状況で楽しむというのは、良く言われるサーカス的なものでしかないんじゃないかなと。


 そのあたりサッカーを知っている勇人だからこそ、そちらの方を意識してほしかったかなぁとも思います(もちろん気にかけていないわけではないのでしょうけど)。
 これが今回だけの問題ならともかく、この1年追加点が奪えないことで苦しんできた理由なわけですし。



 しかし、久々に良いタイミング、良い形での勇人の飛び出しを見て(ここ数試合前には出ていっていましたが、タイミングもあわず前線でボールを待つような形になってしまっていましたし)、ジェフにはこんな武器もあったんじゃないか…なんて改めて思ってしまいました(まぁ、その勇人も夏場は動きが悪くてミスが多かったですけど)。
 やはり戦力的に見れば武器はたくさんあるし、それをまとめ切れなかったことが大きかったんだなぁと改めて思ったりして。
 

 ともかく、勇人はコメントなどを読むと来季も頑張ってくれそうなので、それはうれしいこと。
 …というか、京都をあんな形で退団してまでジェフに復帰したのだから他に道はないと思うのだけど、来季も勇人の活躍に期待したいと思います。