J1昇格の甲府、中後をリストアップ?
先週末甲府が栃木に勝利し、柏に続いて今期2チーム目となるJ1昇格を決めました。
悔しいですけど、おめでごうとざいます。
甲府関連でこんな記事が。
予算は今年の約10億円から約4億円アップする見通しで、同幹部は「華のある選手が欲しい」と京都を退団する元日本代表FW柳沢、さらにJ2千葉のMF中後らJ1で経験豊富な選手をリストアップしている。(スポニチ)
ちなみに、ジェフの予算は昨年・一昨年で約30億円で、今期も予算維持を目指すという話でした…というところはいいとして、甲府が中後をリストアップしているとのこと。
甲府としては中盤でよりボールを展開できる選手を1人補強したいということでしょうか。
なるほど、柳沢よりは納得できる気がします。
柳沢の能力云々ではなく、ポジション的に補強すべきところはそこではない気がしますし。
FW補強するの好きなんですかね(笑)
しかし、ジェフはなぜ下村でなく中後だったんですかね。
どちらも課題はある選手だとは思うのですけど、シーズン前半に1ボランチに拘っていたように見えたし、現在も山口が守備面でカバーするエリアはすごく広いし、この戦術で中後が合わないのは当然かなとも思うのですけど…。
これがシーズンを通して出来上がったスタイルならば納得なんですけど、補強の仕方といい江尻監督は開幕前からこの形で戦おうとある程度決めていたのではないかと思うのですが。
昨年のように中後のズバッと通る縦パスからポストプレーという展開を狙うのなら中後を残しておくのも納得なのですが(意外とあのサッカーには期待していたんですけどね)、今期は一度もそれをやっていませんし。
(まぁ、シーズン当初は山口がチームにフィットしていない部分もあって、中後の出場機会もあったことにはあったのですけど…。)
それと単純に困るのが「ボランチが疲れた、守備固めをしたい(試合をクローズしたい)」という時に、全く誰もベンチに適当な選手がいないということ。
坂本ももうそこまで広範囲に守れるわけではないでしょうし、ボランチに負担が大きいサッカーをしているからこそ、バックアップがほしいなぁと思ったりもするのですが。
今のところ山口に大きな怪我などがなくて、本当に良かったとは思いますが…。
逆にSHあたりは余っているくらいにも感じますし、このあたりからもなんとなくチグハグな感じがしてしまうんですよね。
想定通りに事が運ばないことがあるのは仕方ないにせよ最低限の予測は必要不可欠ですし、何のために半年間江尻監督を起用して今年の準備をしたのかなぁ…と悩んでしまいます。
それに何よりもこういったことが起こってしまうと、選手自体が可哀想なんですよね。
昨年レンタルでジェフに来て、シーズン途中から江尻監督体制になってレギュラーを獲得して来年は行ける…と思って完全移籍をしたけど、今期に入ったら全く違うサッカーになっていたと。
もちろん本人の実力の問題もありますけど、アンカーに求められる仕事が180度変わってしまいましたからね。
中後にとってはどうしようもないレベルなんじゃないかなと。
…ということで、来季の体制がどうなるかもJ2なのかJ1なのかもわからない状況ではありますが、いいオファーがあれば中後あたりは移籍した方が本人にとってもいいんじゃないかなぁと私は思ったりします。