バリチェロ、今期限りで引退も?

 先月、ウィリアムズが大きなスポンサーを持つベネズエラ人マルドナド獲得のためにヒュルケンベルグを放出するのではないかと報じられましたが、今度はヒュルケンベルグではなくバリチェロが放出の対象になる可能性もあるのではないかと噂されるようになってきました。
 バリチェロはウィリアムズ以外と交渉を行っていないそうですし、空きシートがあるのはペイドライバーを待つ下位チームばかりですから、このまま引退の可能性もあるのではないかと言われています。
 ソースはこちらなどで。


 今季の成績では明らかにバリチェロの方が上ですが、年俸も高額になっているはずですから、予算面を考えると放出もあり得るということなのでしょうか。
 発想としてはザウバー小林可夢偉セルジオ・ペレスのようなコンビということになります。
 ただし、可夢偉がベテランのデ・ラ・ロサハイドフェルドを破ったからこそそういった選択もできたのでしょうが、ウィリアムズの場合はバリチェロが相手に勝っていますので、そう簡単にはいかないのではないかと。
 確かに予算面は重要で、昨今の不景気があるからこそペイドライバーの価値が高まっていると言われていますが(というか、むしろ実力派ドライバーが選ばれないことに関して危惧されていますが)、一方でエンジニアの評価という問題もあるでしょうし、それは延いてはチームの士気にもかかわってくるのでしょう。
 単純に未熟なドライバーを起用してチームランキングが下がれば、分配金も減ってしまうという問題もありますし。


 どちらにせよ、今期限りで多くのスポンサーとの契約が切れるという名門ウィリアムズ。
 難しい選択を迫られそうですね。