水戸戦での前線の組み合せ

 さて、明日はフクアリでJ2第30節水戸戦です。
 第一の注目は、やはり前線の組み合わせでしょうね。



 先週の天皇杯京都戦では、ネット、倉田、深井がスタメン出場し、ネットのハットトリックもあって4-0の勝利。
 しかし、そこまでの数試合は孝太、工藤などが良い動きを見せていた部分もあったと思いますし谷澤も出場停止となりますし、この水戸戦でどういった選択をするのか。
 孝太、工藤などが前線に組まれた場合の方が、運動量が多く、スピーディな攻撃ができていた印象もあります。
 一方でネットや倉田の個人での打開力にも魅力があると思いますし、京都戦では結果も残していますから、監督としても悩むところではないでしょうか。



 最終的には個人能力の選手と組織的なプレーができる選手の両方が、バランス良く配置できるチームができればベストなのかなと思うのですが、これまでのところは印象だとどちら一方に傾いた方がやることがはっきりするのかなぁなんて思ったりもします。
 まぁ、京都戦に関しては試合を見ていないので、どういったサッカーができたのかなんとも言えないのですけど。


 ただ、日本代表のアルゼンチン戦、韓国戦を見てもやはり前線の組み合せやバランスは重要だと改めて感じました。
 前への突破力がある森本(ジェフでいえばネットとか)を置くときと、ポストプレーヤーである前田(ちょっとタイプは違うけれど巻とか)を使うときでは、やはり周りの動きも変えなければいけないし、そういった準備・戦術をしっかり整えていかなければいけない。
 あるいは香川(倉田)の前が止められた場合の対応を考えておくことや、運動量豊富な岡崎(工藤)の重要性など、ジェフもいろいろ学ぶべきところがあった気がします。


 もちろんそのままぴたりと当てはまるものではないでしょうけど、選手に応じた戦術と、戦術にあった選手の組み合せをしっかりと考えていかないといけないですね。
 ただ結果が出ているとか、調子がいい悪いだけでは、継続した勝利やチームにおける積み重ねを作ることは難しいと思いますし。


 なお、米倉はようやく怪我から復帰したとのこと。
 試合勘などは心配ですが、トップ下やウイングの位置から前線に飛び込んでいける選手の1人として、完全復活に期待したいと思います。




 もう1つ気になるのが、最終ライン。
 ここ2試合でスタメンに復帰した鎌田が、どういったプレーを見せてくれるのか。
 スタメン復帰した初戦は試合勘の問題や連携面の課題も見られたと思うので、良い方向での変化を期待したいと思います。
 そして、怪我から復帰した茶野の復帰も楽しみです。
 やはり茶野がいるとしっかりとラインも安定しますし、守備の最終局面で落ち着きがしますしね。
 …ミリガンも早く帰ってきてほしいところですけど。


 ともかく、言うまでもないことですが、ホームですししっかりと勝つこと。
 それを前提として、いい試合を期待したいと思います。