オシム監督の言葉は「愛にあふれてる」

 NumberPLUS10月号オシム監督特集になっています。
 実は発売直後に書店で見つけて買おうかすごく迷ったのですが、スルーしてしまったんですよね(笑)
 フクアリで行われた千葉ダービーで先行販売されたJリーグサッカーキングを買った直後でしたし、W杯期間中にNumberで連載された「オシム・レッスン」を再編集したものだと書かれていたし…。
 でも、パラパラっと読んでみたら凄く面白かったしジェフ時代のこともちらっと話していたようだし、今後行ったときに買おうと思っていたのですが、もう置いてなくて(笑)
 ネットで買おうか今でも悩んでいます。



 その雑誌に書かれている千田さんの記事の一部が、NumberWebの方で読めるようになっています。
 少し抜粋させていただくと…。

『もっとここを直せばいい選手になるのに』とか『こういう種類の失敗が繰り返されているから残念だ』といった言葉なんです。批判というより、絶対にこの子はもっと上手くなる、上手くなるはずだという愛にあふれてる。

 このあたりがオシム監督の好かれたところ。
 厳しい練習や言葉をかけられても、多くの選手に愛されていた所以なのかなと思います。



 最近になって改めて日本人選手には少し厳しいくらいの監督の方が向いているのかなぁ…なんて考えることがありまして。
 ジェフではクゼさんもミラーさんもすごく優しくていい人だったのだけど、残念ながら(戦術的な部分やタイミングなども大きかったとは思うのですが)うまくいかなくて。
 代表でもジーコ監督も基本的には優しい人だと思うのだけど、その結果チームに緩さみたいなものが生まれてしまったのかなぁと…。
 あの時はチーム内部だけではなく、協会やマスコミも含めてもっと制御しなければいけない部分があったのに、甘くなりすぎたところがあったんじゃないかと思います。
 もちろん逆に言えば周りが監督に甘え過ぎた部分もあったでしょうし、優しい性格の監督でもチームに厳しさを植え付けられれば、それでいいのかもしれませんが。


 では、逆に厳しい状況下でも選手やスタッフが付いてくる環境とは何か?と考えると、監督自身が自分本位ではなくしっかりと選手やスタッフ1人1人のことを考えた上で、厳しい指導を行えるかなのかなぁと。
 ようするに、そのチームや選手を本気で愛せるかどうか…だったりするのかなぁと思います。



 もちろん全てがそれにあてはまるわけではないでしょうけど、傾向としてそんなところがあるような気もします。
 さて、ザッケローニ監督や江尻監督は、どういったタイプになるのでしょうね…。